
ゼレンシキー宇大統領、カナダ滞在時にウクライナ人コミュニティ代表者と面会
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ウクルインフォルム
ウクライナのゼレンシキー大統領は、カナダ滞在時の17日にカルガリーにてウクライナ人コミュニティの代表者たちと面会し、ウクライナ防衛の今後の支援、ウクライナ復興、国際世論への働きかけにつき協議した。
世界ウクライナ人会議(UWC)広報室が伝えた。
ヒチー「カナダ・ウクライナ人会議」代表は、カナダ政治においてウクライナが優先課題であり続けることを目的とした、同会議によるカナダの様々なレベルの政界でのウクライナ支持形成の活動について説明した。
グロドUWC代表は、最近のロシアの民間人に対するテロ攻撃で犠牲者が出たことにつき哀悼の意を表明した。その際同氏は、ロシアの残虐な攻撃を強く非難し、侵略が続く中でのウクライナ人ディアスポラのウクライナとの連帯を改めて確認した。
またグロド氏は、世界のウクライナ人コミュニティの戦略的イニシアティブについて語った。1つは、ウクライナアイデンティティの維持だとし、それはUWCの約60年間の使命だと説明した。グロド氏は、「私たちは、国外のウクライナ人がウクライナネイションの一部であり続けられるよう保証しなければならない。気持ちの面だけでなく、機構面でもだ」と発言した。

ゼレンシキー宇大統領は、ウクライナ人による諸団体が世論形成と資金集めにおいて重要な役割を担っているとして謝意を伝え、自身とカーニー加首相との最近の会談の際にディアスポラによる影響力を感じたと指摘した。
なお、ゼレンシキー大統領は17日、G7首脳会議に参加するためにカナダのカナナスキスを訪問していた。
写真:UWC(フェイスブック)