
キーウ駐在の諸国外交官、ロシア軍攻撃着弾現場を視察
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ウクルインフォルム
17日未明のロシア軍によるキーウへの大規模攻撃後、同日キーウで活動する外交団が市内ソロムヤンシキー地区における集合住宅の一角が崩落した現場を訪れた。日本からは中込正志駐ウクライナ大使が参加した。
ウクライナ外務省が発表した。
外務省は、外交団の被害現場訪問は、シビハ宇外相の指示によるもので、諸外国の外交官たちに自分の目でロシアの残虐なテロの被害を見てもらうようアレンジしたものだと伝えた。外交団に同行したのは、キスリツャ宇外務第一次官。

写真:オレクサンドル・クリメンコ/ウクルインフォルム
視察に参加したのは、ウクライナで活動する60以上の外交代表部の代表者で、その内50以上は大使級が参加したという。
外務省は、「ロシアの侵略と蛮行的攻撃を受ける中で、私たちはウクライナ、ウクライナ人との連帯につき外交団に感謝している。私たちは、侵略国への圧力の強化とウクライナの強化の重要性を強調している」と伝えた。
また、在ウクライナ日本国大使館は同日、Xアカウントで、中込駐ウクライナ日本国大使による今回の視察について発表した。

発表には、「中込大使は、深い哀悼の意を表し、犠牲者への祈りを捧げるべく、キーウの9階建て建物へのロシアのミサイル攻撃の現場を訪れた。大使は、できるだけ多くの人々が救われることを心から願っている」と書かれている。
また大使館は、「日本は、ロシアによるキーウや他の町への最近の攻撃を非難する」と強調している。
これに先立ち、これに先立ち、ウクライナへの全面侵略を続けるロシア軍は、17日から18日にかけての夜間、同国首都キーウなどウクライナ諸都市をミサイルと無人機で大規模に攻撃していた。キーウでの同攻撃による死者数は現時点で23人に上っている。