
シビハ宇外相、トランプ米大統領による戦争終結の約束「信じている」
シビハ外相がプラハで開催されている国際フォーラム「GLOBSEC2025」におけるロシアの対ウクライナ侵略に関するパネルディスカッションの際に発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。
シビハ氏の発言の前、パネルの司会者が、今米大統領がロシアの対ウクライナ戦争を止めるという約束を実行することを信じているものはいるか、と挙手を求めていた。
その時、シビハ氏は、「私たちは信じている」と発言した。
また同氏は、ウクライナが「世界中のあらゆるフォーラムで」議題となることを夢見ていると述べ、それはウクライナにとって長期的で包括的な平和が達成されたことを意味しているだろうと発言した。
同氏はそして、「そのため、私たちはトランプ大統領の努力を歓迎している。(中略)私たちは、今年中に戦争を終わらせたいし、私たちには和平努力を加速できるチャンスがある」と発言した。
同氏はその際、来週にはウクライナが完全な無条件停戦に同意してから100日が経過すると喚起した。同氏は加えて、「それは、米国、トランプ大統領の提案だった。私たちは前に進む準備がある。私たちの長期的平和の達成に向けた努力における根本的な一歩が完全停戦なのであり、私たちは、ロシアが無条件に『はい』と言うように同国に圧力をかけねばならない。その後、私たちには、和平努力を加速し、より広範な和平条約ないし合意に関する交渉を始めるチャンスが生まれるのだ」と発言した。
同氏はまた、トランプ氏は和平達成において重要か、との質問に対しては、「当然だ。レシピは非常にシンプルだ。米国側のリーダーシップとロシアにとっての戦争継続の代償を高めることへの関与である。制裁、孤立、凍結資産没収のことであり、当然ウクライナ強化、抑止パッケージのことである」と強調した。