
イスタンブルでの次の交渉について話すのは時期尚早=ウクライナ外務報道官
ウクルインフォルム
ウクライナのティーヒー外務報道官は10日、イスタンブルでのウクライナとロシアの次の交渉について話すのは時期尚早であるとし、なぜならロシアに対して十分な圧力がない中では、人道問題は進められても、政治面の進展は難しいからだと指摘した。
ティーヒー報道官が記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。
ティーヒー氏は、「現時点では、(編集注:宇露間交渉の)どのような準備についても話すには早い」と発言した。
同時に同氏は、非常に複雑ながらもウクライナとロシアの間の捕虜交換プロセスが続いているとし、また戦死者の遺体交換の問題も進展があると指摘した。同氏はまた、ウクライナはパートナー国に対して、何も待つことなく、ロシアに圧力をかけるよう呼びかけていると伝えた。
そして同氏は、「もしその圧力が前にかけられていたら、私たちはもうそのイスタンブル会合を検討する準備ができていたかもしれない。しかし、圧力がないために、私たちは意味のない会合を見ている。人道問題はあるが、それはいずれにせよ生じていたものだ。なぜなら、ロシア側もそれ(編集注:交換)には関心があるからだ。政治的方面、外交的解決で何らかの進展を生じさせるには、圧力が必要である。他の選択肢はない」と強調した。