ゼレンシキー宇大統領、宇米露３国首脳レベルの交渉を行う準備があると発言

ゼレンシキー大統領が記者団とのやりとりの際に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

ゼレンシキー氏は、「私たちは、首脳レベルで会合を行う準備がある。米国側はそれを知っているし、ロシア側もそれを知っている。私たちは、トランプ・プーチン・私のフォーマットへの準備があるし、私たちは、トランプ・プーチン、トランプ・ゼレンシキー、それから３人で、というフォーマットへも準備がある。それ（編集注：３人会合）は、一挙に行う、という意味であって、１、２年の間にどこかでばらばらに会合を開く、という意味ではない」と発言した。

また同氏は、ウクライナの技術面交渉を行う代表団もあらゆるフォーマットの会合への準備があると発言した。

その際同氏は、「もし私たちの決定が、技術会合抜きで、一気に首脳レベルで話し合えるというなら、私たちは、技術会合抜きで、首脳レベルで会う準備がある。もしプーチンにとって２者間会合が都合が悪いとか、３者会合を皆が望むのであれば、私はそれでも構わない。私は、あらゆるフォーマットへの準備がある」と強調した。

同氏は同時に、議題が停戦であれば、その米国・ロシア・ウクライナの交渉は良い会合なるだろうとの見方を示した。その際同氏は、「なぜか？　なぜなら誰かが監視をせねばならないからだ。私たちは米国、彼らの軍事インテリジェンスを信頼している。私たちは、彼らはその分野で優れていると思っている。もし、ロシア人が支持するなら、トランプ大統領との会談は重要となる。私たちは、誰が（停戦を）管理するのか、誰がどのように停戦違反に対応していくのかを話すことができるようになる」と発言した。

同時に同氏は、安全の保証の話になれば、それは欧州を参加させるのが望ましいと述べた。そして同氏は、「それは、彼らがその安全の保証を与えていくということに関する話だ。彼らは今、ウクライナを支持する準備があるとすでに表明した唯一の存在だ。例えば、ウクライナ軍を資金や武器で（編集注：支援すること）だ。軍は、ウクライナの安全の保証の不可分かつ主要な要素である。彼ら（編集注：欧州代表者）は何らかの形でそのような会合に（編集注：参加することが）必要だろうか？ 必要だ。首脳レベルで？　私は、どのようなフォーマットかはわからない。そのため、私は、どのようなフォーマットへの準備もあると言っているのだ」と発言した。