ゼレンシキー宇大統領、新ローマ教皇と電話会談 「公正かつ永続的な平和」祈念に謝意伝える
ウクルインフォルム
ウクライナのゼレンシキー大統領は12日、新ローマ教皇レオ14世と電話会談を行った。
ゼレンシキー大統領がテレグラム・チャンネルで報告した。
ゼレンシキー氏は、「ローマ教皇レオ14世と話した。これは、私たちの初めての会話だったが、非常に温かく、実に内容のあるものだった。私は、ウクライナと私たちの人々皆への支持につき謝意を伝えた。私たちの国と拘束されている人々の解放のために、公正かつ永続的な平和を達成せねばならないとの教皇の言葉にとても感謝している」と書き込んだ。
また同氏は、電話会談の際に両者は、ロシアが追放したウクライナ児童について話し合ったとした上で、ウクライナはバチカンが児童の帰還を促進することを期待していると書き込んだ。
加えて同氏は、ウクライナとパートナー国が、今日(5月12日)から少なくとも30日間の完全かつ無条件の停戦が始まるべきとの点で合意したことを報告し、その後の交渉は、ウクライナに、直接交渉を含め、あらゆるフォーマットのものへ準備があることを確認したと伝えた。同氏はその際、「ウクライナはこの戦争を終わらせたいし、そのためにあらゆることを行っている。私たちは、ロシアからの関連の行動を期待している」と書き込んだ。
同氏はその他、教皇をウクライナへの使徒的訪問に招待したとし、「そのような訪問は、全ての信者、私たちの全ての人々にとって本当の希望をもたらすだろう」と伝えた。
両者は、連絡を取り合い、近々直接面会することで合意したという。
これに先立ち、11日、ローマ教皇レオ14世は、日曜日の教皇としての初の祈りの際に、ウクライナの人々の苦しみに言及し、「真に公正かつ永続的な平和」ができるだけ早く達成され、全ての被拘束者が解放され、児童が家族のもとへ戻れることを祈念していた。