スターマー英首相、第二次世界大戦は「単なる歴史ではない」　露の対ウクライナ侵略を喚起

スターマー首相が８日公開のＬＢＣポッドキャスト「We Have Ways Of Making You Talk」にて発言した。

スターマー氏は、対独勝利・欧州での戦争終結から８０周年となる５月８日につき、「私たちが国家としてとても誇る歴史の非常に重要な一部」だと形容した。

また同氏は、ウクライナ軍人がロンドンでの欧州戦勝記念式典に参加したことに言及し、それは第二次世界大戦が「現在意味を持たない単なる歴史というわけではない」ことの喚起だと指摘した。

同氏はそして、「私には、他の人々のおかげで平和と民主主義の中で暮らす子供たちがおり、それは信じ難いことだ。（中略）その自由と民主主義の価値は、現在意味を持っている」と発言した。

同氏は、１９４５年から欧州が教授してきた平和を維持することに「個人的な責任」を感じていると発言した。

加えて同氏は、北大西洋条約機構（ＮＡＴＯ）の維持を「今後数十年にわたるこの平和の礎石」とする覚悟があると指摘した。

同氏はさらに、自身とマクロン仏大統領の「有志連合」結成の作業は、英国が８０年前と同じように、「国として一歩前進する」ことができることを示したと発言した。

そして同氏は、「本当に状況を変えようと思うなら、あなたは、最も遠くへ進みたいと願う人の速度で動かねばならない。何らかのグループや連合がある時、様々な理由から、最もゆっくり動きたい国、あるいは様々な理由でより慎重な国の速度で動きたい誘惑が常にある。私は、『有志連合』で行ったことは、それを打破して、『違う、もし私たちが最も消極的、ないし、最も慎重なメンバーの速度で動いたら、私たちは、非常に遅く進むことになり、あまり遠くへ行けなくなる』と言うことだ」と強調した。