
トランプ米大統領、露プーチン氏の和平実現願望に疑念
ウクルインフォルム
米国のトランプ大統領は26日、ニューヨークタイムズ紙はどのような和平合意をまとめようとも、それについて悪く書くだろうと述べながら、同時に、プーチンには本当に戦争終わらせるつもりはないのではないかと疑問を提示した。
トランプ大統領がソーシャルメディア「トゥルース・ソーシャル」に投稿した。
トランプ氏は、「私がロシア・ウクライナに関してどのような合意をまとめようとも、それがどれほど素晴らしいものであっても、たとえ史上最高の合意であったとしても、落ち目ニューヨーク・タイムズは悪く書くだろうと指摘した。
その際同氏は、ニューヨーク・タイムズ記者のピーター・ベイカーを批判し、同氏があたかも「編集者の指示に従って」おり、ウクライナはクリミアを含め「領土を取り戻すべきだ」と書いている、他にも「荒唐無稽な要求」が並べられているなどと訴えた。
トランプ氏は、ロシアの対ウクライナ戦争についてオバマ元大統領とバイデン前大統領を非難した上で、その戦争は最初から失敗のものだったと指摘した。
同時に同氏は、最近のウクライナの町々に対するロシア軍の攻撃につき、プーチン氏を批判した。
その際同氏は、「ここ数日間、プーチン氏には、民間地区、市、町にミサイルを打ち込んでいることには何の理由もない。それによって、私は、彼が戦争を止めたがっていないのではないか、彼は単に私を引き延ばしているだけではないかと思わされている。『銀行制裁』『二次制裁』などの異なる方法で対応せねばならないのかもしれない」と指摘した。
そして同氏は、「あまりに多くの人々が死んでいる!」と訴えた。
なお、同日ゼレンシキー大統領は、ローマでトランプ米大統領と会談していた。
写真:ホワイトハウス