ハーンＩＣＣ主任検察官、プーチン逮捕状につき南アが「正しく行動する」と確信

ハーンＩＣＣ主任検察官がカナダ議会下院外務委員会に出席した際に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

プーチン氏は南アフリカにおいてＩＣＣの逮捕状を受けて逮捕されるかとの質問に対して、ハーン氏は、「彼らは自らの義務を非常によく把握しており、そのため、私は彼らが正しく行動すると確信している」と回答した。

ハーン氏はまた、その問題を公に提起したことはないとし、南アフリカは人種差別政策「アパルトヘイト」を克服した国であり、自らの決定を下す権利があると発言した。

そして同氏は、「最近、南アフリカによるローマ規程にしたがった自らの義務の承認に関連する発言が聞かれた。その発言は公的空間に出ており、その責任につき彼らが把握していることが確認されている。私は、私のケアは必要ないと思っている」と指摘した。

なお今年８月、南アフリカにてＢＲＩＣＳ首脳会談が開催されることになっており、プーチン露大統領が出席する可能性がある。同時に、南アフリカはローマ規程の署名国であり、ＩＣＣが発布したプーチン氏の逮捕状にしたがって同国には同氏の逮捕が義務付けられていることも指摘されている。

これに先立ち、南アフリカは、ローマ規程の署名国であり続けることを認めており、「国際法の平等かつ一貫した適用のためのキャンペーンを続ける」と表明していた。同時に同国は今のところ、ＩＣＣが発布したプーチン逮捕状に従った同氏逮捕については明確な態度の表明は避けている。