「露がミンスク諸合意を誤って解釈している限り、妥協を見出すのは困難」=米臨時代理大使

「露がミンスク諸合意を誤って解釈している限り、妥協を見出すのは困難」=米臨時代理大使

ウクルインフォルム
クヴィン駐ウクライナ米国臨時代理大使は、ロシアがミンスク諸合意を誤って解釈している限り、平和的情勢解決にて妥協に達成することは困難だろうとの見方を示した。

3日、クヴィン米国臨時代理大使が1+1局番組出演時に発言した。

クヴィン氏は、「ロシア連邦は、その合意を誤って解釈しており、彼らがその解釈を続ける限りは、妥協に達し、前へ進むことは困難である」と発言した。

同氏はまた、ロシアがウクライナ東部の出来事に関与していないとする主張を否定し、「ロシアは自らは関与していないと考えているが、私の考えでは、それはおかしい。なぜなら、ロシアはミンスク諸合意に署名したからだ。しかし、同国は、それはウクライナだけの話であり、分離主義者と協議をするよう要請しているが、そのような協議は何も良いものはもたらさない」と指摘した。

同氏は、分離主義者との協議は、モルドバのトランスニストリアのように、紛争を凍結させて、解決が絶対にできない状態を作り出すとし、「あなた方がテロリストと呼ぶ、問題を解決したがっていない人々のグループとの協議はウクライナの利益にならない」と強調した。

なお、ウクライナ東部におけるロシア・ウクライナ武力紛争は2014年から続いている。ロシアは、自らが占領する地における支配勢力に対して兵器、弾薬、人員を恒常的に供給されていることが確認されており、その中には、電子戦機器など、ロシア以外で使用されていない最新兵器なども含まれる。また、ロシア製無人機の使用も頻繁に報告されている。

日本を含むG7はじめ、諸外国は、ロシアが同紛争の当事者であると明言しており、同国に対して、人員の供給を止め、被占領地から自国軍部隊を撤退させるよう要求している。しかしながら、ロシア政権は、自国が紛争の当事者であると認めておらず、自らが署名したミンスク諸合意の履行も拒否している。

写真:全ウクライナ・フォーラム30


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