トルコはウクライナ・ロシア首脳対話の仲介を行う用意あり=トルコ大統領報道官

トルコはウクライナ・ロシア首脳対話の仲介を行う用意あり=トルコ大統領報道官

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トルコ政権は、ウクライナ国境付近の情勢沈静化を目的にウクライナとロシアの間の仲介役を担う準備がある。

4日、カリン・トルコ大統領報道官が発言した。トルコ国営アナドル通信が報じた

カリン報道官は、「私たちには、ロシアともウクライナとも良好な関係がある。私たちは、その2国の間のどのような緊張も歓迎しないし、緊張低減への貢献をしようとしている」と発言した。

さらに同氏は、トルコは現在の状況にて建設的な役割を担う用意があるとし、「私たちの主な課題は、もちろん、両国がその問題を自分たちで解決することにある。もし彼らが、自分で解決できるなら、それが理想的な状況であろう。しかし、もしそうでなければ、トルコは、両者の接近に役立つような、一定の建設的役割を担うことが可能だ。それは問題の解決への一歩となるかもしれない。なぜなら、私たちは、双方と良い関係を有しているからだ」と発言した。

同氏は、多くの西側の国々は、トルコと違って、ロシアとの間に建設的な関係を有していないとの見方を示した。そして、「もちろん、両国がそれを肯定的に受け止めるのであれば、そのこと(編集注:トルコが両国と良い関係を有していること)は自らの役割を担う可能性がある。私たちの大統領は、プーチン氏とゼレンシキー氏の対話を促進した上で、その件で沈静化に向けた建設的一歩を確保できるかもしれない」と指摘した。

同時に同氏は、もし情勢が激化すれば、その悪影響は皆が感じることになるだろうとし、「私たちは、軍事紛争と戦争をもたらすプロセスを看過しないことを支持している。私たちははじめから常にそう話してきた。全ての当事者は、緊張を高めないことに責任がある」と発言した。

さらに同氏は、ウクライナはこの紛争ですでに深刻な被害を受けているとし、「ウクライナ東部では多くの人が亡くなった。そのため、私たちは、対立と緊張を下げるためにあらゆる行動を支持する準備がある。もしトルコがそのプロセスの牽引役、主導役になれるのであれば、私たちの大統領は喜んでその役割を担うだろう」と強調した。

なお、エルドアン・トルコ大統領は、11月29日に、ウクライナ東部の情勢解決のために仲介者として加わる準備があると発言していた。

これに対して、12月1日、​​ザハロヴァ・ロシア外務報道官は、「ロシアとウクライナの間でトルコが仲介役を担うという話はあり得ない」として、エルドアン大統領の提案を断っている


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