ロシアはウクライナ東部紛争の当事者=ウクライナ・EU首脳

ロシアはウクライナ東部紛争の当事者=ウクライナ・EU首脳

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12日、キーウで開催されたウクライナ欧州連合(EU)首脳会談にて、ゼレンシキー大統領とフォンデアライエン欧州委員長はそれぞれ、ロシア連邦はウクライナ東部紛争の当事者であることを喚起した。

ゼレンシキー大統領とフォンデアライエン欧州委員長がミシェル欧州理事会議長との共同記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

ゼレンシキー大統領は、「首脳会談の重要議題の一つは、私たちの国の東部で平和を達成するためのウクライナとEUの行動調整であった。ドンバスの平和的情勢解決の進展がないことは、紛争当事者であることの否定しようのないロシア連邦に完全な責任があるとの点で意見が一致している」と発言した。

フォンデアライエン欧州委員長は、「ウクライナは、独立、主権、領土一体性への私たちの堅固な支持につき確信してもらって良い。私たちは、ミンスク諸合意の完全履行を支持し続けるし、ウクライナの努力を歓迎しており、あなたの立場、そしてあなた方の政府の立場を支持している。私たちは、ロシアに対して、この紛争の当事者としての責任を認めるよう要請している」と発言した。

委員長はまた、今年8月のクリミア・プラットフォームの際に達成された合意を進めるべく、EU側はウクライナの東部地域の状況を完全に理解し、紛争の被害を受けた地元コミュニティの要望に最善の形で答えるにはどうすべきかを理解するために人員を派遣したと伝えた。

同氏は、「緊急支援というのは分かっている。しかし、同時に、将来のための投資、保健制度や相互連結性、市民社会発展への投資を通じた支援もだ。例えば、私たちは、通学バスプログラムへの財政支援を行う。そうすれば、ウクライナ東部のコンタクト・ライン沿いに暮らし続ける子供たちが教室へ通えるようになる。それは非常にシンプルな手段だが、しかしそれは同地の人々の生活を改善する上で甚大な効果を持つのだ」と指摘した。

なお、12日、キーウにて、第23回ウクライナEU首脳会談が開催された。首脳会談では、ウクライナEU連合協定の履行状況、ウクライナ国内改革の状況と支持、東部とクリミアの治安情勢、エネルギー安全保障などが協議された。


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