ゼレンシキー大統領、メルケル独首相とノルド・ストリーム2問題協議へ=大統領報道官
ウクルインフォルム
ゼレンシキー大統領は、22日にウクライナを訪れるドイツのメルケル首相との会談で、ロシアが新ガスパイプライン「ノルド・ストリーム2」を悪用した場合のドイツの義務履行について協議するつもりである。
ニキフォロウ大統領報道官が記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。
ニキフォロウ氏は、「アンゲラ・メルケル氏とヴォロディーミル・ゼレンシキー氏は、ロシアがノルド・ストリーム2の利用を開始した後に、自らの独占的状況を何らかの形で悪用しようとした場合に、ドイツが具体的にどのように義務履行を保証するのかについて話をする」と発言した。
同氏はまた、両首脳はウクライナ東部の治安に関する議題やどうすれば和平協議が再開できるかについても協議するとした他、二国間関係の発展やその他の議題も提起すると伝えた。
その上で同氏は、「メルケル氏の訪問は、ウクライナなしでウクライナについては、一切話せないこと、ウクライナ大統領との直接協議なしでは欧州における現在の最も重要な安全保障問題は解決できないことを証明するものだ」と強調した。
同時に同氏は、メルケル首相の訪問スケジュールは完全には決まっていないとも指摘し、「もちろん、首相に8月23日まで残ってクリミア・プラットフォームに参加するよう招待している。首相が残るか否かは、近々わかるだろう」と発言した。