再統合省、クリミア・タタール語のラテン文字アルファベット確定作業を説明
ウクルインフォルム
一時的被占領地再統合問題省のスナヴェル・セイトハリイェウ次官は、ラテン文字の方がキリル文字よりクリミア・タタール後の音韻上の特徴を確実に示せることから、ウクライナでは現在、同言語のラテン文字アルファベットの公式確定に向けた作業が行われていると説明した。
セイトハリイェウ次官がウクライナ国営ロシア語テレビ局「家」への出演時に発言した。
同氏は、再統合省が現在、最近採択された「ウクライナの先住民法」の実現の一環で、クリミア・タタール語発展戦略の作成作業を行なっていることを喚起した。
その上で、同氏は、「私たちは、全く新しい境地に立とうとしている。なぜなら、ラテン文字を基本にしたアルファベットの確定は、クリミア・タタール民族を団結し、テュルク言語世界全体とのさらなる統合の可能性を開くからだ」と発言した。
同時に同氏は、ロシアでは、キリル文字でのみしか言語が記述できないことを喚起し、「侵略国は、その問題へは帝国的アプローチを用いて、制限している。なぜなら、同国では、全ての言語はキリル文字でしか発展できないからだ。しかし、キリル文字は、テュルク言語を激しく制限するのであり、音韻の観点からして最適な文字でない」と説明した。
これに先立ち、一時的被占領地再統合問題省は、クリミア・タタール語のラテン文字アルファベットの確定作業を行なっていると発表していた。同省は、同確定により、学校での教科書印刷や、学術作品の制作、最新技術を使った言語の発展を可能にすると説明していた。