ルカシェンコ・ベラルーシ大統領「もしかしたら、少し大統領職に留まり過ぎたかも」

ルカシェンコ・ベラルーシ大統領「もしかしたら、少し大統領職に留まり過ぎたかも」

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ベラルーシ大統領のアレクサンドル・ルカシェンコ氏は、自身は大統領職に少し長く留まり過ぎたかもしれないと発言した。

ベラルーシのニュースサイトTUT.byがルカシェンコ氏のロシア報道機関へのインタビュー時の発言を報じた

ルカシェンコ氏は、「ええ、もしかしたら、(大統領職に)少し留まり過ぎたかもしれない」としつつ、同時に「私だけがベラルーシを守ることができる」とも発言した。

またルカシェンコ氏は、自身が簡単に政権を放棄することはないと述べ、「単に去ることはない。4半世紀にわたりベラルーシを再建してきた。それら全てを簡単には放棄しない。更に、私が去れば、私の支持者は切り刻まれてしまう」などと発言した。

その他、同氏は、ベラルーシで期限前大統領選挙につき、「憲法改革が終わったら」実施する可能性を示唆した。

他方、同氏は、チハノフスカヤ氏らが主導する野党勢力の「調整評議会」のメンバーとは協議しないとし、「なぜなら、私は、その人々が何者か知っているからだ。彼らは、野党などではない。彼らが提案しているのは、ベラルーシとベラルーシの民にとって災害だ」と発言した。

なお、ベラルーシでは、8月9日に大統領選挙が実施され、その後、中央選挙管理委員会が14日に、最終開票結果として、現役大統領のアレクサンドル・ルカシェンコ候補の得票80.1%であり、有力視されていたスヴェトラナ・チハノフスカヤ候補の得票は10.1%だったと発表した。

これに対して、ベラルーシ市民が全国にて、中央選管の発表に疑問を提示して抗議を続けている。抗議者たちは、選挙結果は捏造されており、実際にはチハノフスカヤ候補がルカシェンコ候補に大差で勝利したと考えている。この抗議運動により、抗議者と治安機関の間で衝突が起き、多くの拘束者や死傷者が出ている。

チハノフスカヤ氏は25日、欧州議会外務委員会臨時会合におけるスピーチの際に「ベラルーシ人の要求は、公正で自由な選挙」だと説明している。


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