リトアニア、ポーランド、ウクライナの3国、ベラルーシ政権に対し暴力不使用を呼びかけ

リトアニア、ポーランド、ウクライナの3国、ベラルーシ政権に対し暴力不使用を呼びかけ

ウクルインフォルム
「ルブリン・トライアングル」に参加するリトアニア、ポーランド、ウクライナの3国の外相は、ベラルーシにおける大統領選挙の暫定結果に対する人々の不満によって生じた情勢に関して、共同声明を発出した。

10日、ウクライナ外務省がルブリン・トライアングル3国外相共同声明をウェブサイト上に掲載した

声明には、「私たちは、ルブリン・トライアングルの外相として、大統領選挙後のベラルーシ情勢の激化を深く懸念しており、政権に対して、力の行使を控えるよう、そして、昨晩拘束した全ての人を解放するよう呼びかける。民主主義と法の支配を含め、基本的自由と人権への尊重は、私たちの完全に支持する独立した主権あるベラルーシが更に発展するために不可欠なものである」と書かれている。

3外相はまた、対話の道でのみ、人々とベラルーシ国家の利益の上で現状を解決することができるとの確信を表明した。

声明には、「必要な場合は、私たちは、その対話を促進するためのいかなる支援に対してもオープンである。ベラルーシとその民の福祉と繁栄は、欧州全体、特に私たちの地域にとって重要である。私たちは皆、互恵的対話を継続すること、そして民主的価値にもとづき、共同かつ安定した未来のための条件作りを目的とした協力に関心がある」と書かれている。

これに先立ち、7月27日、ウクライナ、ポーランド、リトアニアは、ポーランドのルブリンにて新しい協力フォーマット「ルブリン・トライアングル」の創設を発表していた。第二回会合は、キーウ(キエフ)で開催される予定となっている。

また、8月9日、ベラルーシでは大統領選挙の最終投票日が終了している。同国中央選管は、暫定結果として、現役大統領のアレクサンドル・ルカシェンコ候補が約80%の得票で優勢だと発表している。

他方、この暫定結果に対して、ベラルーシ全国で不満を抱く市民による抗議が起きている。これにより、抗議者と治安機関の衝突が起きており、拘束者や負傷者が出ている。

写真:TUT


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