国家捜査局、ポロシェンコ前大統領に容疑を伝達したと発表

国家捜査局、ポロシェンコ前大統領に容疑を伝達したと発表

写真
ウクルインフォルム
10日、国家捜査局は、ペトロ・ポロシェンコ前大統領(欧州連帯党党首)が刑事捜査の事情聴取のために同局を訪れた際、別件捜査の容疑をポロシェンコ氏に伝達したと発表した。

ウクルインフォルムの記者が伝えた。

ポロシェンコ氏は同日、国家捜査局建物に入る前に、記者団に対し「どうして私はここに来たのか? 武装した国家捜査局特殊部隊がホンチャル美術館に襲撃をかけた際の、著しい違法行為を謝りたがっているのではないかと予想する」と述べていた。

国家捜査局前には、ポロシェンコ支持者や欧州連帯党の議員が集まっていた。

その後、ポロシェンコ氏の弁護士であるイッリャ・ノヴィコフ氏は、国家捜査局内では、事情聴取ではなく、別件の容疑文の手交が行なわれようとしたため、ポロシェンコ氏は建物を去ったと伝えた。ノヴィコフ氏は、「事情聴取は行なわれなかった。事情聴取実施の予定などなかったのだ。実際には、彼らはペトロ・ポロシェンコ氏に容疑文を渡そうと試みた。私たちが同僚とともに捜査官の執務室に入った途端、検事総局職員が私たちのところに来て、自己紹介もせずに、(容疑の)伝達を実施しようとした。本件は法にも手続きにものっとっていないため、私たちはその人物との対話を拒否し、ポロシェンコ氏は国家捜査局の建物を去った」と伝えた。

ノヴィコフ氏は、当初の事情聴取の目的である絵画の違法越境の疑いに関する捜査は「フェイクである」とし、ポロシェンコ氏に別の捜査の容疑を伝達するための口実だと指摘した。

ノヴィコフ氏は、「当該捜査とは、セーモチコ氏の対外情報庁副長官への任命に関する捜査だ。その捜査も捏造されており、ポロシェンコ氏はあたかも金銭、セーモチコ氏の給与を窃取する目的で手続きを回避して同氏を同職に任命したとされている」と指摘した。

これに対して、国家捜査局は、フェイスブック・アカウントにて、同日ポロシェンコ氏に対して容疑が伝達され、今後逮捕に向けて作業を行っていくと発表した。

国家捜査局は、「11時40分、検事総局検察官が検事総長の指示に従いウクライナ第5大統領(編集注:ポロシェンコ氏)に容疑を伝達した」と伝えた

また、国家捜査局は、「現在、国家捜査局捜査官は、容疑者に対する未決囚予防措置につき、拘置所拘束(編集注:逮捕)の選択に関する問題を決定している」と伝えた。

発表には、同捜査により、第5大統領のステータスにあった最高会議議員(編集注:ポロシェンコ氏)は、軍関係者である対外情報庁長官に犯罪を実施させたことが判明したとし、具体的に、同長官に与えられている権力と権限を明確に逸脱させる行為をとらせたと書かれている


Let’s get started read our news at facebook messenger > > > Click here for subscribe

トピック

ウクルインフォルム

インターネット上の全ての掲載物の引用・使用に際しては、検索システムに対してオープンであり、ukrinform.jpの第一段落より上部へのハイパーリンクが義務付けてられています。また、外国報道機関の記事の翻訳を引用する場合は、ukrinform.jp及びその外国報道機関のウェブサイトにハイパーリンクを貼り付ける場合のみ可能です。「宣伝」のマークあるいは免責事項のある記事については、該当記事は1996年7月3日付第270/96-BPウクライナ法「宣伝」法第9条3項及び2023年3月31日付第2849ー9ウクライナ法「メディア」の該当部分に従った上で、合意/会計を根拠に掲載されています。

© 2015-2024 Ukrinform. All rights reserved.

Website design Studio Laconica

詳細検索詳細検索を隠す
期間別:
-