ウクライナの言語問題は人工的に作られたもの=ゼレンシキー大統領

ウクライナの言語問題は人工的に作られたもの=ゼレンシキー大統領

ウクルインフォルム
ゼレンシキー大統領は、ウクライナの言語問題は喫緊のものではなく、人工的に作られた問題だとの見方を示した。

20日、ゼレンシキー大統領が自身の就任1年目を記念した記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

大統領は、「ウクライナの言語問題は喫緊のものではないし、その問題は非常に人工的なものだ」と発言した。

大統領はまた、ウクライナ語話者の国民にとっても、国内の民族マイノリティにとっても、皆にとっての公正さがなければならないと述べ、「これは私たちの歴史であり、その歴史は複雑である。私たちは、全てのマイノリティの権利を守らなければならない」と強調した。

同時に大統領は、民族マイノリティも国家語(ウクライナ語)を知らねばならないとし、「ウクライナ語を知ることは素敵なことだ」と指摘した。

また、大統領は、言語問題にてハンガリーとの関係で問題が起きたことを指摘し、「オルバーン氏(ハンガリー首相)は、1年にわたり、私との会談の機会を模索していた。私は、根源的な会談を開く準備があると伝えていたし、そこで両国が覚書に署名し、そこにはあらゆることや治安状況が書かれることを望んでいる。相互の歴史尊重の覚書もだ。私たちは、ハンガリーとの間に複雑な関係が今あるが、私はこの問題を解決することを期待している」と発言した。

加えて大統領は、テレビ局に課されている言語使用割合ルールにつき、その問題には秩序が必要だと指摘し、「全てのテレビ局やその他のマスメディアを関与させる。割り当て問題を一度議論しようじゃないか」と発言した。

なお、2017年10月13日にマスメディア放送の言語に関する改正法が発効し、これにより、テレビ・ラジオ放送などの使用言語の割合が規定された。

同改正法により、午前7時から午後6時までの時間帯にて、ウクライナ語による放送、映画、ニュースが総時間の75%を下回ってはならないこと、午後6時から午後10時までは、50%を下回ってはならないことが定められている。

映画のテレビ上映は、1991年8月1日までに制作されたものは、ウクライナ語字幕をつけるだけで「ウクライナ語放送」の割り当てとみなされる。


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