ゼレンシキー大統領「イラン側は最初から航空機がミサイルで撃墜されたことを知っていた」 管制塔とイラン機の会話記録公開を受け

ゼレンシキー大統領「イラン側は最初から航空機がミサイルで撃墜されたことを知っていた」 管制塔とイラン機の会話記録公開を受け

ウクルインフォルム
イラン側は、ウクライナ国際航空旅客機がミサイルで撃墜されたことを初めから知っていた。テヘランの管制塔と当時着陸に向かっていたイラン航空機の乗組員の会話記録がそのことを示している。

2日、ヴォロディーミル・ゼレンシキー大統領が、TCNティジュデンにコメントした

大統領は、「今、私たちはもう一つの記録を得ている。もう一つと言う理由は、ネット上に、匿名のアカウントから動画があげられ、そこに何者かによる何かの撃墜が映っていたからだ。最初はその程度であった。しかし、今、私たちの専門家が記録を有している。それは、テヘランの管制塔と当時着陸に向かっていたイランの飛行機の間の記録である。私たちの飛行機が離陸し、6時30分にはイランの飛行機が着陸することになっていた。この飛行機が全てを見ていて、管制塔と話を始めていたのだ。全て聞くことができる。乗組員は、『ミサイルが飛んでいるように思える』と述べている。彼は、ペルシア語と英語で話しており、全て記録されている。実際、これはイラン側がはじめから、私たちの飛行機がミサイルで撃墜されたことを知っていた、撃墜の瞬間には彼らにはそれがわかっていたことを証明している。着弾後、イランの管制塔は、私たちの飛行機と何度も連絡を取ろうとするが、しかし結果は沈黙であった」と述べた。

大統領は、管制塔側はおそらく、爆発が起きたことを理解していたのであろうが、しかしなぜそれが起きたかは理解できなかったのだと思うと述べた。また、大統領は、「専門家がこの記録を一歩一歩調査していく」と発言した。

加えて、大統領は、イラン側が最初事件が技術的過ちで生じたと主張していたが、ウクライナ側はそれを否定していたと述べ、「私たちは、それはあり得ないと最初からわかっていた。私はそれを、それほどはっきりとは言わなかったかもしれない。しかし、私たちが遺族のもとを訪れた時には、私は、操縦士には一切の過ちはなかったと述べている。私たちはそれをはっきりと知っていたのだ。私たちは、その時、機体が新しいこと、操縦士は最も優秀な人であることを知っていた。私たちは、誰かは知らないが、イランの人が、そのような手段で不当に身を守ろうとしていたことを理解していた。情報空間で、それが技術的過ちで起きたことにしようとしていたのだ。しかし、私たちは既に、それはあり得ないことを示す証拠を有していた」と発言した。

大統領はまた、事件発生の夜にイランへ出発した45名の専門家からなるウクライナのチームは最初どこにもアクセスが認められなかったと述べ、「彼らは、機体の残骸の多くを見つけることができなかった。操縦室も、シートもだ。しかし、このようなケースでは、シートからしばしば、それが爆発だったのかどうかが判明させられるのだ。機器の破片が柔らかいカバーに入り込んだりするのだ。述べたように、操縦室もシートもなかったし、片翼もなかった。翼のない側を見ると、何らかの爆発があったことが理解できた。飛行機の翼がない側は、色が変わっていたのだ。これら全ての情報を私たちは、ウクライナの専門家からすぐに得ていた」と発言した。

大統領は、ウクライナの専門家は、管制塔にもいかなる会話記録にもアクセスを得られなかったと述べた。

これに先立ち、2日、TSNは、特殊機関から得たとする、1月8日のウクライナ航空機撃墜当時のテヘラン管制塔と当時着陸に向かっていたイラン機乗組員の会話記録を公開している

これには、イラン機から管制塔に向け、「ミサイルからのような発光が見える」「間違いなくミサイルの光だ」などと述べる会話が記録されている。


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