米報道:イランがウクライナ航空機をミサイルで誤射か

米報道:イランがウクライナ航空機をミサイルで誤射か

更新
ウクルインフォルム
複数関係者が匿名で、8日のテヘラン近くでのウクライナ国際航空旅客機の墜落は、イランがミサイルで、おそらく誤射により、撃墜したのだと述べている。

9日、米ニューズウィークが米国防省関係者、米情報機関上級代表者、イラク情報機関関係者の情報をもとに報じた

報道には、「テヘランからキーウ(キエフ)へと飛行していた、ウクライナ国際航空752便ボーイング737–800は、離陸から数分後にデータ送信を停止しているが、これはイランが隣国イラクの米国と同盟国の軍の駐留する軍基地に向けてミサイルを発射した直後である。航空機には、ロシア製造の地対空ミサイル・システム『トールM1』による攻撃が当たったと信じられている」と書かれている。

米国防省関係者と米国上級インテリジェンス代表者は、米国の軍事機関は、この事件は偶然のものだと評価していると伝えた。アメリカ中央軍は、本件についての公式なコメントを拒否した。

なお、同事件を最初に報じたイランの半公式報道機関は、事故原因は技術的トラブルだろうとする赤新月社連盟によるコメントを引用していた。

事件発生当日から、インターネット上には、テヘランから南西にて見つかったとされる、「トールM1」ミサイルの破片とされる画像が拡散されていた。

9日、ウクライナの国家安全保障国防会議(NSDC)のオレクシー・ダニロウ書記は、「「航空機の突然の墜落について複数の可能性が分析されている。主な可能性の中には、防空ミサイル『トール』を含む、防空ミサイルによる損壊も含まれる。なぜなら、事件現場近くにてロシアのミサイルの破片が見つかったとの情報がインターネット上に現れたからだ」と述べていた。

また、9日、米CBSニュースも、米国政権関係者が、ウクライナ国際航空の墜落の原因は、イランによる撃墜であるとの確信を伝えている

CBS報道には、「米国政権関係者は、イランが同国によるイラクの米軍基地へのミサイル攻撃から数時間後にウクライナ航空機を撃墜したと確信している」と書かれている

これに先立ち、8日、イラン首都テヘランのイマーム・ホメイニ空港を離陸した後、キーウ(キエフ)に隣接するボリスピリ空港へ向かっていたウクライナ国際航空のボーイング737が墜落した。

同機には、乗客167名、乗員9名が搭乗。全員が死亡したと伝えられている。

犠牲者の数は、国別で、イラン82名、カナダ63名、ウクライナ11名、スウェーデン10名、アフガニスタン4名、ドイツ3名、英国3名と伝えられている。

写真:AA


Let’s get started read our news at facebook messenger > > > Click here for subscribe

トピック

ウクルインフォルム

インターネット上の全ての掲載物の引用・使用に際しては、検索システムに対してオープンであり、ukrinform.jpの第一段落より上部へのハイパーリンクが義務付けてられています。また、外国報道機関の記事の翻訳を引用する場合は、ukrinform.jp及びその外国報道機関のウェブサイトにハイパーリンクを貼り付ける場合のみ可能です。「宣伝」のマークあるいは免責事項のある記事については、該当記事は1996年7月3日付第270/96-BPウクライナ法「宣伝」法第9条3項及び2023年3月31日付第2849ー9ウクライナ法「メディア」の該当部分に従った上で、合意/会計を根拠に掲載されています。

© 2015-2024 Ukrinform. All rights reserved.

Website design Studio Laconica

詳細検索詳細検索を隠す
期間別:
-