ロシアのＧ８復帰はクリミア解放後なら可能＝カナダ外相

ウクルインフォルムの記者が伝えた。

フリーランド加外相は、「ロシアが、法の支配と民主主義に献身する同じ考えを持つ国々からなる私たちのグループ（Ｇ７）の良識ある一員にもう一度なりたいとの願望を示すのであれば、私は、私たち皆が同国を喜んで歓迎すると思う。ロシアは、クリミアを解放して、ドンバスの戦争を止めたら、それが可能となるのだ。全ては非常にシンプルである」とコメントした。

同外相は、個人としてもカナダとしても、「本件に関して非常に明白な立場を有している」と強調した。

外相は、「私たちは、クリミア侵攻・併合、ドンバス戦争支援を通じたロシアの国際法違反と和解することはできない。正にそれにより、ロシアはG８から除外されたのだ」と発言した。

なお、ロシア連邦は、２０１４年にウクライナ南部のクリミアを占領したことで、Ｇ８から除外されている。その際、残りの国々（Ｇ７）となる、英国、カナダ、フランス、ドイツ、イタリア、日本、アメリカ合衆国がロシアに対して制裁を科し始めていた。

本年８月２０日、ドナルド・トランプ米国大統領は、米国がＧ７の議長国となる来年、ロシアをＧ８に復帰させることを提案していた。