ケルチ海峡沖攻撃時に軍人とともに拘束された犬がウクライナに帰還

ケルチ海峡沖攻撃時に軍人とともに拘束された犬がウクライナに帰還

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2018年11月のケルチ海峡沖にてロシア治安機関がウクライナ軍の艦船を攻撃・だ捕した際に、ウクライナ海軍軍人とともに拘束されていた犬のジェッシーが軍人の家族のもとに返された。

29日、「真実のクリミア」プロジェクトが報じた

ロシアに拘束されるウクライナ海軍軍人の弁護士を務めるアナスタシヤ・サモルコヴァヤ氏は、犬のジェッシーは海軍軍人が拘束された際に、(クリミア)ケルチ市のロシア連邦保安庁(FSB)職員に連れて行かれていたと伝えた。

サモルコヴァヤ弁護士は、「どのように犬を私たちのところへ返すかという協議が、4か月近く続いていた。最終的には、私が弁護するヴォロディーミル・テレシェンコ氏が捜査官宛にジェッシーを弁護士のもとに戻すよう要請する要請文を書くことになった。つまり私のところへ戻す、ということである。捜査官は、反対しないと返事した。必要な文書を持って、私たちはケルチへと向かい、そこで犬が私たちに戻されたのだ」と説明した。

弁護士団のコーディネーターを務めるニコライ・ポロゾフ氏は、犬のジェッシーはケルチのFSB敷地に8か月いたことになると述べ、「彼は鎖で繋がれていた。彼が酷く扱われていた、とは言えない。えさは与えられていた。しかし、彼が半分屋外のような場所に置かれていたのも事実だ。なお、彼は、生後3、4か月というまだ本当に幼い時にその場所に行かざるを得なくなったのだ」と発言した。

なお、ジェッシーは既にウクライナ南部のヘルソン州に来ているという。

2018年11月25日、ケルチ海峡沖にて、ロシア治安機関がウクライナ海軍艦船に対して砲撃し、これらをだ捕、乗員24名全員を拘束、うち3名を負傷させていた。現在、24名は全員、モスクワの拘置所に拘束されている。

写真:krymr.org (RFE/RL)


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