国会、10州、30日間限定の戒厳令の発令を採択
ウクルインフォルム
26日、最高会議(国会)は、ウクライナ国内10州、30日間限定で戒厳令を発動させる法案第9338号「大統領令『ウクライナ戒厳令発令』の確定」を採択した。賛成した議員は、276名(過半数は226)。
ポロシェンコ大統領は、最高会議での演説において、大統領令の内容を部分的に変更したとし、戒厳令の適用地域をウクライナ全土ではなく、10州に限定することを提案した。
戒厳令の適用されるのはロシアとモルドバ(編集注:モルドバ領内の非承認国家のあるトランスニストリア地域と接する地域)との国境に接する州と黒海・アゾフ海沿岸に位置する州となり、具体的には、オデーサ州、ミコライウ州、ヘルソン州、ザポリッジャ州、ルハンシク州、ドネツィク州、スーミ州、ハルキウ州、チェルニヒウ州、ヴィンニツャ州となる。