
ウクライナ国防省、支援一時停止の確認のため米国防総省に問い合わせ
ウクルインフォルム
ウクライナ国防省は2日、米国からウクライナへの弾薬などの供給が停止されたとの情報を受けて、詳細の追加確認のために、米国防総省に電話会談の実施を要請した。
国防省がフェイスブック・アカウントで報告した。
報告には、ウクライナ側は米国から以前割り当てられた防衛支援パッケージの一部の供給遅延に関する報道に注目したとあり、現在事実関係を明らかにしていると書かれている。
そして国防省は、「ウクライナは、合意済み防衛支援の供給の停止やスケジュールの見直しに関する公式通知を受け取っておらず、よって実際のデータに基づき、供給に関すする1つ1つの要素の詳細を確認している」と伝えた。そして、詳細をさらに確認するために米国側の同僚との電話会談の実施を要請したという。
同省は、米国側との連絡の結果は、国防省と外務省のレベルで追加的に発表されると伝えた。
同時に同省は、「本件状況に関して公にコメントをしているウクライナ国内の個人は、客観的な理由により、全ての事実データを把握しているわけではない」と指摘し、信頼できる情報源の公式で確認の取れた情報に注意を向けるよう呼びかけた。
そして同省は、「ウクライナにとって、合意済み防衛支援の提供、とりわけ、防空システム強化の分野において、強靭性、継続性、予想可能性が維持されることが極めて重要だ」と強調した。
また同省は、全ての支援につき、米国に謝意を改めて表明し、公正な平和達成を目的とする米国パートナーの努力を高く評価していると伝えた。
同省は加えて、「戦争終結への道は、侵略者への一貫した共同の圧力、そしてウクライナへの揺るぎない支援を通して実現すると、強調する」と訴えた。
これに先立ち、米ポリティコは、米国の兵器備蓄が大幅に減少するとの懸念から、米国防総省がウクライナへの一部の防空ミサイルやその他の精密誘導弾の供与を一時停止したと報じていた。