プーチンが戦争を継続しているため、対ウクライナ軍事支援が一層重要=英国防相
ヒーリー国防相が同日ブリュッセルで開催されたウクライナ防衛問題コンタクトグループ会合後の記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。
ヒーリー氏は、「力を通じた平和は、トランプ米大統領が呼びかけているものだ。そして、ウクライナの力はこのイニシアティブによって生まれる。そのため、私たちは今日、モスクワにもメッセージを送る。ウクライナは強い。ウクライナには多くの友人がいる。友人たちはウクライナと一緒に立っている」と発言した。
同氏はまた、ウクライナも米国も全ての欧州の国々も停戦を呼びかけているが、戦闘は続いており、ロシアはウクライナに1日で300機以上の無人機を発射していると指摘し、このテンポは今年維持されるかもしれないと補足した。
そして同氏は、「ウクライナは絶大な覚悟と勇敢さで戦いを続けている。しかしながら、プーチンは戦争を継続している。そのため、このコンタクトグループの作業はいよいよ重要となっている。私たちは一歩前に進まねばならない。私たちは決して後退してはならない」と発言した。
加えて同氏は、英国はウクライナに10万機という、昨年の10倍の数の無人機を提供することを決めたと伝えた。また、ウクライナ軍の訓練への予算拠出を20%増やし、約2億5000万ポンドまで引き上げたと述べた。
そして同氏は、「今日ウクライナの戦いの支援のために数十ユーロの大きなコミットメントを負った欧州内外の同盟国たちが私たちの覚悟を支持している」と指摘した。
その他同氏は、ウクライナの特殊作戦「蜘蛛の巣」によるロシア軍の航空機の破壊にも言及した。その際同氏は、「それは、ウクライナがロシア軍に深い攻撃を加えられるということを思い出せるものだ。それは、ウクライナがこの戦いで非常に強力であり、勝利への覚悟に満ちていることを思い出せるものだ。そして、私たちは、ネイションとして、ウクライナの側に立っており、同国をあらゆる可能な手段で支える覚悟に満ちている」と強調した。
写真:ウクライナ大統領府