ウクライナ防衛支援会合開催 「今年の支援は過去最大となる」=ウメロウ宇国防相
ウメロウ国防相は、会合後、フェイスブック・アカウントにて、2025年のパートナー国からの軍事支援は、全面戦争開始以降最大のものとなると報告した。
ウメロウ氏は、「『ラムシュタイン』フォーマットの第28回ウクライナ防衛問題コンタクトグループ会合は、ウクライナ支援においてパートナーたちは信頼でき、覚悟を持っていることを改めて確認する場となった。私たちは著しい結果を得ている。2025年の安全保障支援は、全面戦争のこれまで全ての年月の数字を超える」と発言した。

ウメロウ氏はまた、今回の会合の結果、パートナーたちは新たなウクライナ支援パッケージと重要な措置を発表したと伝えた。ウメロウ氏による各国の新たな支援は以下のとおり。
英国:過去最高額となる3億5000万ポンドの無人機供給支援発表。これにより、2025年中、ウクライナに10万機の無人機を供与する予定。2025年の英国の軍事支援総額は45億ポンドに達し、その内2億4700万ポンドがウクライナ軍の訓練に充てられる。
ドイツ:50億ユーロの新たな軍事支援パッケージを議会が承認。支援には、ウクライナ国内で生産される長射程兵器への資金拠出、防空システム、兵器、弾薬の供与が含まれる。
オランダ:4億ユーロの支援パッケージを供与。対機雷艦、小型艇、海上無人機を含む。
ベルギー:2029年まで毎年10億ユーロ相当の支援をウクライナに供与する長期的イニシアティブを発表。対機雷艦を供与。
ノルウェー:ウクライナの防衛産業複合体支援に重点を置き、また7億ドルを無人機に、5000万ドルをNATOウクライナ安全保障支援・訓練(NSATU)信託基金に充てる。
カナダ:4500万ドルを無人機、電子戦装備、ITソリューション、装甲車両(コヨーテとバイソン)に充てる。
スウェーデン:4億4000万ユーロをウクライナ向けの砲弾、無人機、その他の兵器の国際調達プログラムに割り当てる。
そして、ウメロウ氏は、ウクライナ支援を続ける国々に感謝を伝えた。
同氏はさらに、今回の会合を主催したヒーリー英国防相とピストリウス独国防相にも感謝を表明した。
加えて同氏は、「ウクライナにおける平和は公正かつ永続的で、国際的団結に守られたものとなるべきだ。私たちは一緒に、その達成に取り組んでいる。私たちの団結が公正な平和を近付ける!」と書き込んだ。