カナダ、今夏にもEUの防衛プログラムへ加わることを希望
ウクルインフォルム
カナダのカーニー首相は、同国は今夏にも欧州連合の再軍備プログラム「ReArm Europe」に正式に加盟することを目指していると述べた。
カーニー首相がCBCニュースとのインタビュー時に発言した。
カーニー氏は、「私が首相に就任して以来、主要な欧州同盟国との連携を強化し、彼らと防衛パートナーとなり、彼らの巨大な防衛産業複合体の成長に加わることについて話し合いが続けられている。それはカナダにとって大きなメリットをもたらすだろう。私たちは、迅速に進んでおり、7月1日までに具体的な進展を見たいと考えている」と発言した。
同氏はまた、現在カナダの防衛資本支出の75%が米国で使われていると指摘しつつ、「これは賢明ではない。国内でより多くを費やし、パートナーシップを多様化する方が良い」と指摘した。
さらに同氏は、カナダは「自国の国境を守り、北極を守り、国を守るためにはるかに多くのことをしなければならない」と強調した。そして、「私たちは、もっと支出せねばならないことを認識しているが、信頼できるパートナーたちとともに、最高のコストパフォーマンスを得ながら、カナダの最善の国益の下でそれを行っていく。私たちは、カナダへの投資を増やし、雇用を増やし、自国の福祉を改善していく」と述べた。
同氏はその他、カナダは米国との防衛パートナーシップを維持するが、他の協力分野も発展させると指摘した。そして、「これら両方向での合意と進展を期待している」と述べた。
写真:カナディアン・プレス