
ウクライナ、日本の防衛展示会「DSEI」に初参加
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ウクルインフォルム
ウクライナの国防省代表団と6つの防衛企業の代表者が、5月21〜23日にかけて東京で開催された防衛・安全保障総合展示会「DSEI Japan」に初めて参加した。
国防省広報室が発表した。
発表によれば、チュルキン国防次官率いるウクライナ代表団は、日本の中谷防衛相の招待で東京を実務訪問した。
国防省は、今年のDSEIには、35か国から250以上の企業が出展し、また米国、英国、フランス、ドイツ、イタリア、オーストラリア、カナダ、ポーランドなどを含む40の国々の国防省代表団が集まったと伝えた。
そして、ウクライナは、今回正式に、国防省代表団と防衛産業企業6社が国を代表したという。

ウクライナ代表団は、諸国の代表者や主要武器メーカーの代表者と複数の会談を実施し、協力深化や、技術交換、相互の防衛能力強化に向けた今後の方策について協議したという。
国防省代表団はまた、ウクライナ負傷兵がリハビリ治療を受けている日本の自衛隊中央病院も訪問した。そこでは、兵士たちには、国防省から勲章が送られた。代表団は、治療の状況を視察し、病院の職員とやりとりを行った他、軍事医療分野におけるウクライナ・日本の協力の今後の発展に関して病院幹部と協議を行った。自衛隊病院の院長との会談も行われた。

チュルキン次官は、「世界が私たちの国家を自由の盾だとみなしている中、私たちの課題は、戦略的同盟を強化し、技術的優位性を発展させ、1人1人の戦士たちを勝利と共に帰還させることだ」と発言した。