ウクライナとドイツ、ウクライナの長射程兵器への資金投入に関する関する合意に署名
ドイツ国防省広報室が公表した。
発表には、「ピストリウス独国防相とウメロウ宇国防相は、ウクライナ製長射程兵器のウクライナでの生産への資金投入に関する合意に署名した。さらに、ウクライナと同一の防衛産業間の契約も結ばれた」と書かれている。
また発表には、この合意は「ドイツのウクライナ防衛産業への直接投資の約束の論理的継続」だと形容されている。
さらに発表には、「ウクライナには、未利用の生産能力と現代システム生産に関する技術的知識がある。2025年中には、著しい数のそのようなシステムが生産される予定である。これらの兵器システムは、ウクライナ軍に迅速に渡される。最初のものは数週間以内には使用可能になる。これらシステムはすでにウクライナ軍に導入されているため、追加の訓練は不要である」と説明されている。
ドイツはまた、ウクライナ軍への弾薬供給を続けるとある。さらに、2025年中に、すでに発表されている榴弾砲砲弾の供給に加えて、「様々なシステム、特に重要防空システム用の追加の弾薬パッケージが提供される」という。加えてドイツは、ウクライナに陸上兵器と小火器も供与すると書かれている。
その他、ウメロウ宇国防相とドイツの防衛企業「ディール(Diehl)」は、ピストリウス独国防相の立ち合いのもとで、ウクライナの防空システムと関連弾薬の供給に関する契約を締結したとある。
また、ウクライナに衛星通信の相当部分に対する資金提供についても実行され、長期的運用が確保されるという。ドイツはまた、ウクライナの軍事通信システムと医療分野においても資金提供をしていくと書かれている。
発表には、「ウクライナ軍への上記の支援総額は約50億ユーロと評価されている。この資金は、すでに連邦議会によって承認された予算から拠出される。ウクライナの防衛産業への一部直接投資と防衛企業間の協力は、ウクライナの防衛能力を長期的かつ持続的に強化するための連邦政府の表明された目標である」と説明されている。