ウクライナ空軍、パトリオットでの弾道ミサイル迎撃が以前より困難になっている理由を説明
ウクルインフォルム
ウクライナ空軍司令部のイフナト・コミュニケーション局局長は24日、ロシア軍の弾道ミサイルを防空システム「パトリオット」で迎撃することを困難にしている要因について説明した。
イフナト局長がテレビ番組出演時に発言した。
イフナト氏は、「弾道軌道で攻撃してくるミサイルは改良されている。ミサイルが目標への突入時に展開できるレーダーデコイ(囮)のことだ。これにより、ミサイルを迎撃すべき『パトリオット』システムが、効果的に機能しない可能性が生じている」と発言した。
さらに同氏は、ミサイルは飛行軌道を変えることもできると指摘した。その際同氏は、弾道ミサイルがいわゆる準弾道軌道で飛来する、つまり直線的ではなく、機動を行う場合、パトリオットのミサイル迎撃点を計算するプログラムにとって、その予測がより難しくなる」と説明した。
同時に同氏は、その要因は防空システムの活動を難しくしているが、不可能にしているわけではないとも指摘した。