ウクライナはトランプ氏の和平計画に返答した=ゼレンシキー宇大統領
ゼレンシキー大統領が記者会見の際に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。
ゼレンシキー氏は、「米国の提案ないしビジョンが提示された。それに対して、ロンドンにて、ウクライナと私たちの欧州と米国の同僚から構成された作業部会が、私たちのビジョンと、米国が打ち出した提案への私たちのビジョンを提案した。(中略)私たちの関係において、完全に建設的な提案である。部隊と、第5条形式だ。ただし、第5条そのものではなく、NATO加盟国において第5条が想定しているような戦力と防衛についての提案だ。関連の提案が提示された。返事を待っている」と発言した。
同氏はまた、NATOへのウクライナの加盟はロシアの願望ではなく、パートナー国の立場にかかっているとし、ウクライナがNATOに加盟しないなら、強力な安全の保証が得られなければならないと指摘した。
その他、同氏は、「私は、私たちに十分な武器がないという点でトランプ大統領に同意する。武器が、であって、人ではない。なぜなら、私たちに人々は一番大切だからだ。しかし、私たちに軍がないと述べるのは、それは正しくないと思う。よって、私は、ウクライナにはクリミア半島のコントロールを武器で取り戻せるだけの十分な武器がないという点でトランプ大統領に同意する。しかし、私たちには、制裁能力があるし、世界には、領土問題を協議できるようにするための、その他の経済的圧力、外交敵圧力の能力がある。しかし、(編集注:領土問題を協議するのは)完全かつ無条件停戦の後だ。それが私たちのビジョンだ」と発言した。
加えて同氏は、無条件停戦は「全てのことを話すための」機会を開くと強調した。そして同氏は、ウクライナはどのようなフォーマットでの対話への準備はあるが、しかし、完全かつ無条件停戦というロシアが戦争を終結させる準備があることの真のシグナルが出てからだと指摘した。