
ウクライナ当局、次の冬に向けて軍人のために懐炉等50万個発注
ウクルインフォルム
ウクライナ国防省傘下で調達を担当する国営企業「国家後衛オペレーター」は、次の冬季に向けて、すでに軍人のために個人が携帯する身体を温める懐炉セットを30万個発注しており、今後さらに20万個発注する予定だという。
国防省のカニェウシキー調達政策局局長が報告した。国防省広報室が伝えた。
カニェウシキー氏は、過去3年間冬季の野外条件下で個人が迅速に身体を温めることのできる現代的で効果的な用品を軍人に提供してきたと伝えた。
同氏はまた、昨年国家後衛オペレーターは、身体を温める2種の用品のセットを50万個の調達したと指摘し、「そのため、今年も寒期までに同数のセットを取得する決定がある」と伝えた。
同氏は、この懐炉セットは、身体の特定部位に局所的な熱を与える化学加熱パッドで構成されているとし、身体、腕、足を温める2個ずつのパッドだという。これらの懐炉は、空気に触れると酸化プロセスが起こり、熱が発生する仕組み。
種類によって、使い捨てのものと再利用タイプがあるという。
この懐炉は、国防省の技術使用によって生産されているという。加熱温度は、最低40度、最高50度。保温時間は6時間以上。有毒成分なし。コンパクトなサイズで、使いやすく、持ち運びやすく、動きや湿気に強いという。
国防省は、困難な状況下でウクライナ軍人の戦闘能力と健康を維持できるよう、高品質で安全かつ効果的な物品を支給する努力を続けていると書かれている。