ウクライナは現在5つのシナリオの内の1つに従い行動している=ダニーロウ安保会議書記

ウクライナは現在5つのシナリオの内の1つに従い行動している=ダニーロウ安保会議書記

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ウクライナは、ウクライナ国家安全保障国防会議(NSDC)が昨年12月に確定した情勢発展シナリオに従って行動している。そのシナリオは、本年12月までの実現を目処としている。

28日、オレクシー・ダニーロウNSDC書記がウクライナ24局出演時に発言した。

ダニーロウ氏は、「2019年12月5日にNSDC非公開会合が開催されたことを喚起する(編集注:発言ママ。実際に開催されたのは12月7日)。その際、ドネツィク・ルハンシク両州地域情勢の発展シナリオが5つ検討された。私たちは、現在確定されたシナリオの1つに従い行動している。ヴォロディーミル・ゼレンシキー大統領は、そのシナリオを抱いて12月9日にパリの(ノルマンディ4国)首脳会合へ向かったのだ。大統領は、ウクライナNSDCの決定を背負って(パリ4首脳会合へ)向かったのだ。同決定は、現在も有効だ」と発言した。

ダニーロウ氏は、ゼレンシキー大統領は情勢解決のために割く時間を1年間とすると述べていたことを喚起し、その上で、「その1年が経過するのは(2020年)12月9日である。12月9日を過ぎたら、私たちは、その後何をすべきかを理解することになる。私たちは、敵に対してもう一度、私たちの国から平和的手段で立ち去る機会を与えているのだ」と強調した。

記者から、12月9日後、その1年間のシナリオが機能しなかった場合は、ウクライナ政権は何をするのかとの質問に対して、ダニーロウ氏は、「私は、NSDC会合が開かれ、全ての治安期間が12月5日の際と同様に報告を行い、その後、NSDCが決定を採択することになると思っている」と返答した。

また、同氏は、今回のドンバス停戦は、29回目の試みであると指摘した。

同氏は、「私たちは、NSDCにて、非常に注意深くこれら全てを数えている。確かに、(停戦開始の27日)0時から20分後には、ロシア側から一定の行動があり、砲撃があった。ウクライナ軍人が誰も負傷しなかったというのは、あなた方も聞いたであろう。ただし、敵が一定の限度を超え、私たちに損耗が生じる場合は、反撃が非常に迅速に行われることは言わねばならない。信じてほしいが、反撃は、国内法とウクライナ憲法に従って行われる。私たちの軍人が殺されるまで待つ者など一人もいない」と強調した。

これに先立ち、7月27日0時01分、ドンバス地方では、完全かつ包括的な停戦合意が発効している。

統一部隊は、停戦初日(27日)のロシア占領軍による違反は3回、2日目の違反は1回だと発表している。


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