英国は和平確立後のウクライナへの部隊展開を準備中=ヒーリー英国防相
ウクルインフォルム
英国のヒーリー国防相は16日、安全の保証の一環として、和平確立後のウクライナへ将来的に部隊を展開する準備を確実にするため、自国軍に資金を拠出していると発言した。
ヒーリー国防相が、ウクライナ防衛問題コンタクト・グループのオンライン会合の開始前に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。
ヒーリー氏は、「私は、わが英国の部隊及び軍隊が和平が訪れた際に地上の部隊と空中の航空機を伴って展開できるよう、それらを準備するための資金を拠出し続けている」と述べた。
また同氏は、ウクライナのパートナー国は「有志連合」を通じて準備レベルを高めていると発言した。
同氏はさらに、数十カ国がウクライナを支援するために結集していることは、「ウクライナ国民への揺るぎないコミットメント、そして欧州大西洋地域からインド太平洋地域にわたるコミットメントの強力な顕示だ」と指摘した。
その他同氏は、今年1年間でウクライナ防衛問題コンタクト・グループ、通称「ラムシュタイン・フォーマット」を通じて、対ウクライナ軍事支援のコミットメントとして500億ポンドが集められたと指摘した。
加えて同氏は、「2025年の終わりが近づくにつれ、私たちはこの戦争における重要な局面を迎えている。米国主導の平和のための連合が前進している。そして昨日ベルリンでは、この戦争を通じて、かつてないほどの和平交渉の進展のシグナルがあった」と指摘した。
同氏は、同時にロシアのプーチン氏がウクライナへの残忍な攻撃を続けており、「この2か月間だけで無人機とミサイルにより2万回の攻撃を実行した」と強調した。同氏はその上で、和平協定締結に関してプーチン氏へさらなる圧力をかけるべく、また「冬季の間、ウクライナ人を守るべく」、パートナーたちに対しウクライナへの支援を強化するよう呼びかけた。