ウクライナ国産の対砲兵レーダー「ゾーパルク3」の生産可能に

ウクライナ国産の対砲兵レーダー「ゾーパルク3」の生産可能に

ウクルインフォルム
国営防衛企業「ウクルオボロンプロム」社傘下国営イスクラ社が設計した対砲兵レーダー「ゾーパルク(動物園)3」(1L220UK)は、ウクライナのレーダー探知分野の突破口的存在となる製品である。

17日、イスクラ社のユーリー・パシチェンコ総裁が発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

パシチェンコ総裁は、「対砲兵レーダーは、国軍での試験を終えた。試験は十分成功裏に行われた。現在、5月末の次の試験に向けて準備しているところ。本製品が装備に加えられることを期待している」と発言した。

同総裁は、この対砲兵レーダー「ゾーパルク3」は、これまでの類似の製品はウクライナで作られたことがなく、国内レーダー探知分野の突破口的存在となるものであると指摘した。。

同総裁は「ウクライナ軍には極めて必要とされる製品だが、これまでウクライナにはこのような物がなかった。私たちは、統一部隊作戦圏で任務につく将校たちの感想を聞いてきた。彼らはこの製品に期待しており、近々これが国軍に供給されるよう、私たちができることはすべて行う」と強調した。

「ゾーパルク3」は、敵の砲撃地点の情報を得るためのもの。レーダーは、迫撃砲、榴弾砲、地対空ミサイル・システムといった、敵が配備するあらゆる種類の火砲を「発見」できる。これにより、どこから砲撃が行われているか、着弾・爆破地点の確認が可能となるとのこと。パシチェンコ総裁は、同レーダーによる発射地点判明の精度の高さを強調した。

また、ゼレウシキー設計長は、レーダーが数十キロ先の敵の地点の砲弾も確認できることを指摘した。

イスクラ社は、秋までに生産を開始することになり、年間4台以上が生産されるとのこと。同社は、国防省からの多くの発注に期待を示した。


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