前日に受け取った防空ミサイルがロシア攻撃を迎撃するのに大きく役立った=ゼレンシキー宇大統領
ゼレンシキー大統領がXアカウントで報告した。
ゼレンシキー氏は、「現在、ロシアの攻撃後における諸地域の状況に関する最初の報告がすでに入っている。キーウ市及びキーウ州、ヴィンニツャ州、ドニプロ州、オデーサ州、ザポリッジャ州、ポルタヴァ州、スーミ州、その他の私たちの州だ。あらゆるところで修理班、国家非常事態庁、その他すべての必要な部隊が投入されている」と伝えた。
また同氏は、「ロシアの攻撃には、かなりの数の弾道ミサイル及び巡航ミサイルが含まれていた。さらに300機以上の自爆型無人機も投入された」と指摘した。
同時に同氏は、「防空戦力は相当数の標的に対して迎撃を行った。今回の攻撃の1日前に、ようやく必要なミサイルを受領していて、それが大きな助けとなった。1つ1つの支援パッケージが意味を持つ。『パトリオット』用、『ナサムス』用、その他の防空システム用のミサイルが決定的に不可欠だ」と強調した。
加えて同氏は、「ウクライナが十分な防空手段を保有できるよう活動することが、私たちの外交体制全体の直接の任務だ。ウクライナの全外交システムの直接的な任務は、私たちの国が十分な防空能力を確保することだ。そして、パートナー諸国はこの件で供給を滞らせてはならない。防空ミサイルは人々の命を守る真の手段なのだ」と訴えた。
さらに同氏は、特別エネルギー調整会議で、攻撃による被害の全容と、人々への電気、暖房、水の供給を復旧させるために必要なリソースを特定すると伝えた。
同氏はそして、「今のところ最も深刻な状況にあるのはキーウであり、かなりの数の住宅で暖房が止まっている。世界がこれに対して沈黙をしないことが重要だ。ロシアが殺人や人々を苦しめることにのみ執着している限り、世界の他の国と対等になることはあり得ない」と強調した。
同氏は、ウクライナ政府関係者、国家機関、州・地方当局、ウクライナのエネルギー企業の業務に責任を負う1人1人が、今、ウクライナ国内にとどまり、業務に当たり、人々を助け、状況の安定化に努めなければならないとし、「自分の国、自分の町、そして自分の自治体と共にいなければならない。ウクライナに栄光あれ!」と呼びかけた。
またウクライナ空軍は、テレグラム・チャンネルにて、19日夜から20日朝にかけてのロシア軍の攻撃に対する迎撃活動の結果を報告した。
空軍は、19日19時以降、ロシア軍は以下のとおり372点のミサイルと無人機で攻撃を仕掛けてきたと報告した(編集注:ママ。合計すると373点となる)。
・自爆型無人機 339機(内約250機がシャヘド型)
・対艦ミサイル「ツィルコン」1弾
・弾道ミサイル(イスカンデルM/S300) 18弾
・巡航ミサイル(Kh101) 15弾
攻撃の主な目標はキーウ市・キーウ州方面だったという。
これに対して、ウクライナ側は、20日10時の時点で、以下のとおり342点を撃墜した、ないしジャミングにより飛翔を停止させたと報告されている。
・無人機315機
・弾道ミサイル(イスカンデルM/S300) 14弾
・巡航ミサイル(Kh101) 13弾

同時に、11か所でミサイル5弾と無人機24機が着弾、12か所で撃墜された無人機(の破片)が落下したことが確認されているという。また2弾の敵ミサイルに関する情報の確認が行われていると書かれている。
報告の時点で攻撃は継続中とのこと。
写真:大統領府