ロシア軍の無人機とミサイルでの夜間攻撃 ウクライナ西部と南部で着弾 死者1名

ロシア軍の無人機とミサイルでの夜間攻撃 ウクライナ西部と南部で着弾 死者1名

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ウクライナへの全面侵略戦争を続けるロシア軍は、19日未明に再びウクライナを自爆型無人機と弾道ミサイルで攻撃した。西部リヴィウ州では無人機3機の着弾と1名の死亡が報告されている。

コジツィキー・リヴィウ州軍行政府長官がテレグラム・チャンネルで報告した

コジツィキー氏によれば、空襲警報は未明3時40分に始まり、約2時間半にわたり継続。リヴィウ州は、自爆型無人機「シャヘド」で攻撃を受けたという。

同氏は、「暫定情報では、私たちの州の方角にはそのような無人機が18機飛んできていた。その内15機は、空軍司令部『ザーヒド(西部)』の戦力が撃墜。7機はリヴィウ州の上空で撃墜した。数は変わるかもしれず、情報は確認中であるが、しかし現時点でも攻撃の規模、州の防空活動の規模は想像可能だ」と伝えた。

同時に同氏は、リヴィウの産業倉庫に3機の着弾があるとし、着弾の時点に倉庫にいた26歳の男性が負傷したと報告した。男性は中度の負傷で、病院に搬送されたという。また、現場には女性1名もいたが、病院への搬送の必要はなかったと書かれている。

コジツィキー氏は、「倉庫では4地点で火災が発生。今も消火が行われている。強調したのは、それが普通の産業倉庫だということだ。そこには軍事関係の物は何も保管されていなかった」と書き込んだ。

その後、コジツィキー氏は、「残念ながら、夜間のリヴィウへの攻撃で死者が出た。倉庫の瓦礫の下から職員の遺体が見つかった。親族へ心からの哀悼を表明する」と書き込んだ

国家非常事態庁リヴィウ州総局は、フェイスブック・アカウントにて、リヴィウ州倉庫への無人機着弾後の火災への消火活動の様子を写した動画を公開した。

南部ドニプロペトロウシク州では、リサク州軍行政府長官が、テレグラム・チャンネルにて、同州クリヴィー・リフに弾道ミサイルの着弾があったと報告した

リサク氏は、「夜間にクリヴィー・リフで爆発音が響いた。着弾により集合住宅で火災が発生。火災は鎮火された。爆風で3軒の集合住宅の前面が損傷した」と書き込んだ。

その他同氏は、同州ニコポリ地区が18日夜から2回攻撃されたと、ニコポリ市とマルハネツ共同体で被害が出たと伝えた。71歳の男性が負傷し、6軒の民家、経済施設、ガレージ、電線、送ガス管が損傷したという。

また、19日朝には、敵の無人機を1機撃墜したと書かれている。

南部ミコライウ州のキム州軍行政府長官は、テレグラム・チャンネルにて、19日未明、同州では10機の無人機「シャヘド136/131」を撃墜したと報告した

キム氏は、19日未明1時、撃墜された標的の破片の落下で農業企業の農業機材が損傷したとしつつ、負傷者は出ていないと伝えた。

ウクライナ空軍は、テレグラム・チャンネルにて、19日未明、防空戦力はロシア軍が発射した自爆型無人機「シャヘド136/131」30機中27機を撃墜したと報告した

発表には、ロシア軍は計30機の自爆型無人機を露プリモルスコ・アフタルスクから発射。また、弾道ミサイル「イスカンデルM」を一時的被占領下クリミアからクリヴィー・リフ方面へ向けて発射したと書かれている。

撃墜できたのは、無人機27機。

その他、東部で、偵察用無人機1機も撃墜したと報告されている。


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