「1日で524回の砲撃」=ウクライナ軍報道官、ロシア軍の砲弾は枯渇していないと指摘

「1日で524回の砲撃」=ウクライナ軍報道官、ロシア軍の砲弾は枯渇していないと指摘

ウクルインフォルム
ウクライナ軍東部管区のチェレヴァティー報道官は10日、過去24時間でバフムート方面では、28回の戦闘があり、敵から524回の砲撃を受けたと報告した。

チェレヴァティー報道官がテレビ番組「統一ニュース」で発言した。

チェレヴァティー氏は、「この1日で、その方面で合計で524回の砲撃があった。敵は、私たちの陣地を攻撃した。そのため、彼らの何らかの『砲弾枯渇』とかいう話は、フェイクだ。28回の戦闘があり、10回の空爆があり、203人の占領者を殲滅し、216人を負傷させ、5名を拘束した。また、11台の歩兵戦闘車、2台の走行輸送車、1台の軽火砲牽引車、5つの戦場の弾薬集積地、無人機『ザラ(ランツェト)』を破壊した」と発言した。また、同方面の情勢は厳しいが、防衛戦力は状況をコントロールしていると述べた。

また、記者から、傭兵集団「ヴァグネル」のトップのプリゴジンが、バフムートから撤退するなどと発言していたことの背景について尋ねると、チェレヴァティー氏は、「その発言の裏には、軍事的な大損害がある。なぜなら、米国発の情報源はその方面で(ロシア側に)10万人の死傷者が出ている、(その内)死者は2万だと評価しているが、それはかなり保守的な試算だ。毎日彼らが少なくとも100人死なせており、最近はその数はもっと多いのであり、さらには前のようにロシアの牢屋からのような、(編集注:囚人を戦闘員にする)補充源も今はないのであり、であれば、彼らのそこでの栄光なき物語が終了しかねないのは当然なわけだ。であれば、何らかの軍事・政治的な影響力を得て、家主になって、占領地でどこかしらの大地を切り取り、色々なところに影響力を行使できることを夢見ていた人物(編集注:プリゴジン)は、ここにきて、どうしてそれを達成できていないのか、約束したものを奪えていないのかについて、どのように報告するかについて、考えなければならなくなっているのだ」と返答した。

同時に同氏は、バフムート方面にて、ヴァグネル傭兵はまだ進軍する多数派を構成しているが、他方で、多大な損耗によって、ロシア正規軍の部隊が行動しなければならない場面がいよいよ増えてきていると指摘した。

同氏はまた、バフムートより北方のリマン〜クプヤンシク方面では、敵の活発度はより低いと報告した。同氏は、「3回戦闘が発生した。色々な口径・システムにより555回の砲撃があった。空爆12回、59人の占領者を殲滅、96人を負傷させ、1人が捕虜になった。また、複数の機材を破壊。2台の歩兵戦闘車と1台の無人機『オルラン10』だ」と伝えた。


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