ＮＡＴＯは露宇戦争の「凍結」に関心ない＝ストルテンベルグ事務総長
ウクルインフォルム
北大西洋条約機構（ＮＡＴＯ）のストルテンベルグ事務総長は、ＮＡＴＯはロシア・ウクライナ戦争の状況の「凍結」に関心を抱いていないと発言した。
ストルテンベルグ氏がラジオ・リバティへのインタビュー時に発言した。
記者から、ロシア・ウクライナ戦争が現在の前線で凍結されるというシナリオはどれほど可能性があるかと質問があると、ストルテンベルグ氏は、「私は、そのようなシナリオの蓋然性については慎重である。私は、私たちの責任は、それが生じないようにすること、そうならないことの蓋然性を最大化することにあると思っている」と返答した。
また同氏は、「私たちが欲しているのは、さらなる領土を解放でき、プーチン大統領軍を追い出すことのできるウクライナを見ることだ。そして、その時、何らかの協議の条件を作ることができるようになる」と発言した。
さらに同氏は、この戦争が消耗戦になったことが現在の主要な挑戦であるとし、現在、兵站、弾薬や武器や物資の前線への搬送の戦いが生じていると述べた。
その上で同氏は、「そのため現在、私たちは、ウクライナを支え続けることを保証すべく、製造量拡大に向けて熱心に作業している。なぜなら、そうすることが今後も極めて重要だからだ」と強調した。
同氏は、「もしプーチン大統領が勝利したら、ウクライナにとっては悲劇となるが、しかしそれはＮＡＴＯ同盟国にとっても危険だ。私から同盟者たち皆へのメッセージは、私たちはウクライナを支持しなければならない、というものだ。なぜなら、私たちの安全保障上の利益は、プーチン大統領がウクライナで勝たないことを示すことだからだ」と発言した。
