ウクライナはこの戦争で成功を達成しており、今後も勝っていく=バイデン米大統領
バイデン大統領がゼレンシキー宇大統領との共同記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。
バイデン氏は、1年前、ロシアの全面侵攻が始まってから、ゼレンシキー氏と電話会談をして、その際に自身は米国大統領としてゼレンシキー氏とウクライナのために何ができるかと尋ねたと発言した。
そしてバイデン氏は、「あなたは私に『世界のリーダーをまとめてくれ』と頼んだ。ウクライナを支えるよう彼らに頼んでくれ、と。あなたはその時、私たちが次にいつ話せるかわからないと言った。1年前のその暗い夜、世界はキーウが制圧され、もしかしたらウクライナにとっての終わりが来るかもしれないと予想していた。しかし、1年が経った今、キーウは耐えており、ウクライナは耐えている。私は、キーウが私の心の一部を奪ったと言わねばならない。民主主義は耐え抜いた。米国はあなた方のそばに立っている。世界はあなた方と一緒だ」と強調した。
同氏はまた、自身は米国の副大統領として6回ウクライナを訪れたことがあるとし、最初は2009年の時、それから2014年、尊厳革命後に3回、そして2015年にもまたキーウを訪れて、ウクライナ最高会議(国会)で演説をしたと喚起した。また、2017年、副大統領職を終える前にも訪れたと伝えた。
そして同氏は、「そして、ゼレンシキー大統領、私にとって今日ここ、キーウであなたと会えることは光栄であるし、軍人、情報局員、外交チームと会えることもまた光栄である。あなたの国を助けるために、皆が立ち上がったのだ。パートナーたちは、世界中を震撼させた戦争犯罪への対抗のために肩を貸しているのだ」と強調した。
さらに同氏は、現在の戦争は、過去75年で最大の陸上戦争だとし、「そしてあなた方は、予想に反して、成功を達成している。あなた方が今後も勝利していくことを、私たちは確信している」と伝えた。
なお、20日、バイデン米大統領がキーウを電撃訪問した。バイデン氏は、訪問時、5億ドルの新たな対ウクライナ軍事支援を発表した。
写真:ウクライナ大統領府