ロシアにはNATOと戦争を始める力も願望もない=NATO事務次官

ロシアにはNATOと戦争を始める力も願望もない=NATO事務次官

ウクルインフォルム
北大西洋条約機構(NATO)のジョアネ事務次官は13日、ロシアはあらゆる面でNATOに劣っており、直接対決を始めたいとは全く思っていないと指摘した。

ジョアネNATO事務次官がベルリンでのミュンヘン安全保障会議の際のイベント時に発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。

ジョアネ氏は、ロシアには「NATOと戦争を始める力もなければ、願望もない」と述べ、「彼らは、ウクライナの問題で手一杯だ。私たちは、その問題がさらに増えるようにウクライナを支援しなければならない」と発言した。

また同氏は、NATOはあらゆる面でロシアより強力であるとし、世界の55%以上のGNPをNATO加盟国が占めると指摘した。

同時に同氏は、NATOもまた、エスカレーションや直接対決のリスクを防ぎ、ロシアとの戦争に引きずりこまれないようにするために、非常に慎重になっているが、同時に、ロシアがウクライナで敗北を喫するようにしなければならないとも発言した。

そして同氏は、「私たちが今より多く支援すればするほど、戦争はより早く終結し、犯罪や苦しみもより早く終わる」と指摘し、同時に長期プロセスへの準備もしなければならないとも認めた。

同氏は、皆の未来はかなりの程度ウクライナへの支援にかかっているとし、「ウクライナの戦いは、私たちの戦いでもある。かかっているのが、世界の国々が今後どのように生きていくか、国々が自分の未来を自分で選ぶことができるかどうかだからだ」と指摘した。さらに同氏は、世界は(力が支配する)ジャングルとなってはならず、予想可能な規範と安全に基づいたものでなければならないと述べた上で、この戦争は今後の世界秩序がどうなるかを定めるものであるとの見方を示した。

その他同氏は、ロシアから武器を購入し続けている国々や、ロシアで自国の将校を訓練させている国々に対して、「ロシアの軍事大国としての名声」は激減したことを指摘した。


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