マリウポリ市当局者、占領下のマリウポリ市民へ生き延びるためのアドバイスを提示

マリウポリ市当局者、占領下のマリウポリ市民へ生き延びるためのアドバイスを提示

ウクルインフォルム
ロシアにより制圧されたウクライナ東部マリウポリに残る住民に対し、アンドリュシチェンコ市長顧問は占領下を生き延びるための複数のアドバイスを提示した。

22日、アンドリュシチェンコ氏がテレグラム・チャンネルに書き込んだ

アンドリュシチェンコ氏は、「覚えておいて欲しい大切なことは、占領は永遠ではないことだ。私たちは皆、すぐに家へ帰る。自分と身近な人を守るのだ。機会があれば、避難すると良い。マリウポリの解放までは生活は良くならないし、ウクライナは一人一人のことを待っている」と伝えた。

また同氏は、マリウポリと周辺自治体には、占領を受け入れず、侵略者からのいわゆる「支援」を受け取りたがらない数万の人々が残っていると指摘した。同時に同氏は、このようなロシア軍の「人道支援」や「補償」を拒否しないようアドバイスしている。「与えられるものは全部受け取れば良い。あなたがたくさん受け取れば、相手はまたたくさん与えなくてはいけなくなる。占領者の支出が増えれば増えるほど、問題はより大きくなる。受け取ったものはゴミ箱にでも捨てれば良い」と書き込んだ。

さらに同氏は、ある者が公共分野で働く機会があったり、働くことを強制されたりする場面で、その仕事がマリウポリ市民の生活を改善するなら、働くと良いと述べた。「全ての仕事が対敵協力なわけではない。大切なことは、私たちは占領終了まで耐えなければいけないということだ。そのため、あなたの仕事がマリウポリ市民の生活を改善するのなら、(それを行うことの意義を)疑わないでくれ。あなたは、彼らのために働くのであって、占領者のためではない」と強調した。

同氏は加えて、(プロパガンダメディアの)カメラの前で何らかのコメントを求められた場合は、自らの安全を考慮した上で状況を判断すべきだと指摘した。「もし状況からして必要であるなら、コメントすれば良い。自分に対して関心を抱かせない、というのがシンプルなルールだ。町では住居に対して銃撃があったと言えば良い。でも、誰がやったのかはわからない、地下からは見えなかったと言えば良いのだ。さらに問われた場合は、『わからない、聞いたことがない、見なかった』と言って、直接の返答は避ければ良い。そうすれば、やつらは去っていく」と説明した。

その他、同氏は、別の住宅に入居させられる場合は、そこに住むと良いと述べた。同時に、「他人の資産はきちんと扱わないといけない。占領が終わったら、人々は戻ってくる。あなたは、単に身を守る場所を得るというだけでなく、マリウポリ市民の資産を守ることにもなるのだ」と書き込んだ。

写真:AA


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