ウクライナ内務省関係者、ロシア軍が宇北部の砲撃を強めた理由を説明

ウクライナ内務省関係者、ロシア軍が宇北部の砲撃を強めた理由を説明

ウクルインフォルム
ウクライナのスミルノウ内務相顧問は19日、ロシア軍がウクライナ北部スーミ州への砲撃を強めたのは、ウクライナがその他の方面で反攻を開始しようとしていることを受け、ロシアがウクライナの注意を逸らそうとしているのが理由だと説明した。

スミルノウ氏がテレビ番組出演時に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

スミルノウ氏は、「私たちは、その砲撃の性格、どうしてそれが特にスーミ方面で始まったかを理解する必要がある。それは、戦略的レベルで私たちがある種の反攻を始めようとしていることと関係する。もしかしたら、素早いものではないかもしれないが、しかし、ここ数日の動きを見てみれば、ハルキウ方面とルハンシク方面にて、私たちは、いくつかの自治体を解放してきた」と発言した。

また同氏は、現在ウクライナ側は、東部の最も激しい戦闘の発生しているイジューム方面へもすでに戦力を集中させることができるようになっているとも指摘した。

その上で同氏は、「だから、私は、それ(スーミ州への砲撃)は私たちの注意をさらにもう1つの方面へと逸らせる以上のものではないと確信している。私は、そこにはあちら側(ロシア領)から軍が再び入ってくる脅威というものはないと確信している。彼らは現時点で、私たちの戦力と注意をその方面へと向けさせるためにそれ(砲撃)を行っているのだ」と強調した。

また同氏は、スーミ方面には、国境警備隊、特殊部隊、領土防衛部隊、その他軍の部隊が駐留しており、敵のどのような計画にも対応する準備があると指摘した。」

その他同氏は、記者から、解放されたスーミ州とチェルニヒウ州には、多くの対敵協力者がいるかとの問いに対して、それほど多くはないと発言した。同氏は、「おそらく、いくつかの理由で南部の方が(対敵協力者は)多いだろう。しかし、スーミ州とチェルニヒウ州に関して言うなら、それらはそれほど多くはない。私たちはその地に入り、現在、ある種の幹部の敵との協力へのある種の関与や協力への扇動に関する調査を行っている。もちろん、調査は丁寧に行われているが、しかし、私は、そのような者たちが非常に多いとは言わない」と発言した。

なお、ウクライナでは、2月24日からロシアの全面的侵略を受けている。ロシア軍は、3月末以降それまで一部領土を占領していたウクライナ北部からの撤退を開始、4月中に同地から完全撤退したと見られている。同時に、ロシア軍は、自国領からウクライナ北部(チェルニヒウ州、スーミ州)への越境砲撃を継続している。


Let’s get started read our news at facebook messenger > > > Click here for subscribe

トピック

ウクルインフォルム

インターネット上の全ての掲載物の引用・使用に際しては、検索システムに対してオープンであり、ukrinform.jpの第一段落より上部へのハイパーリンクが義務付けてられています。また、外国報道機関の記事の翻訳を引用する場合は、ukrinform.jp及びその外国報道機関のウェブサイトにハイパーリンクを貼り付ける場合のみ可能です。「宣伝」のマークあるいは免責事項のある記事については、該当記事は1996年7月3日付第270/96-BPウクライナ法「宣伝」法第9条3項及び2023年3月31日付第2849ー9ウクライナ法「メディア」の該当部分に従った上で、合意/会計を根拠に掲載されています。

© 2015-2024 Ukrinform. All rights reserved.

Website design Studio Laconica

詳細検索詳細検索を隠す
期間別:
-