G7外相、ロシアに対してウクライナからの軍の撤退を要求

G7外相、ロシアに対してウクライナからの軍の撤退を要求

ウクルインフォルム
7日、G7外相は、共同声明を採択し、キーウ州ブチャなどのウクライナの町におけるロシア軍が行った残虐行為を強く非難し、またウクライナからのロシア軍の撤退を要求した。

日本外務省ウェブサイトにG7外相共同声明の仮訳が掲載された

声明には、「我々、カナダ、フランス、ドイツ、イタリア、日本、英国、米国のG7外相及びEU上級代表は、ブチャ及びその他の多くのウクライナの町でロシア軍が行った残虐行為を最も強い言葉で非難する。脳裏に焼き付く一般市民の死、拷問の犠牲者、処刑と見られるものの映像や、性的暴力の報告、民生インフラの破壊は、ウクライナとその国民に対するロシアの残酷な侵略戦争の真の姿を示している」と書かれている。

とりわけ、ブチャやその他のウクライナの町における大虐殺は、ウクライナの地で侵略者によって行われた残虐行為と国際人道法を含む国際法及び人権の深刻な侵害のリストに加えられると指摘されている。

また、声明には、クレーバ・ウクライナ外相も出席したとある。G7外相たちは、クレーバ氏に対して、ウクライナの人々との心からの連帯と戦争の犠牲者とその家族に対する深い哀悼の意を表明したと書かれている。

さらに、外相たちは、「我々は、国際的に認められた国境内におけるウクライナに対する我々の揺るぎない支持を強調し、ウクライナがロシアの侵略から自らを守り、自国を再建できるようにするための軍事装備や資金を含め、更なる支援を提供する用意があることを表明する」と伝えた。

また、一般市民に対する攻撃及び民間インフラの破壊を含む、これらの凶悪な行為や残虐行為を行った人物は責任を負い、訴追されることが強調された。また、ロシアは2022年2月24日にウクライナ領で開始した軍事作戦を停止することを求める国際司法裁判所(ICJ)の法的拘束力のある命令に即時に従わなければいけないことが喚起された。

さらに、G7外相は、「我々はロシアに対し、クリミアを含むウクライナの国際的に認められた国境内の領土全域から軍と装備を完全に撤退させるよう」強く求めた。

加えて、化学、生物、核兵器による威嚇やその使用が警告された。外相たちは、国際条約上のロシアの義務を喚起した。

また、ロシアが核施設を力ずくで占拠したことや、核関連施設などに関連する暴力的行為に対して最も重大な懸念が表明された。

その他、G7外相は、人道アクセスの提供、安全な移動を確保し、包囲された都市に人道支援が届き、市民が安全を得ることを可能にしなければならないと強調した。

さらにG7外相は、ロシアとベラルーシとのルカシェンコ政権への経済的圧力のさらなる増大が必要だと強調した。「国際的なパートナーとともに、G7は、ロシアがウクライナに対する侵略を継続する能力を効果的に阻止するための追加的な制限的措置を課すことによって、ロシアに対する圧力を維持し、強化する。また、我々は、制裁を回避するため、あるいは他の手段でロシアを支援するためのあらゆる試みを阻止するために協力する」と書かれており、ロシアのエネルギーを低減するために共に取り組んでいくことが表明された。

なお、7日、ベルギーにて、G7外相会合が開催され。今回は、G7外相、EU上級代表の他、NATO事務総長と、クレーバ・ウクライナ外相も参加した。


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