露メディア、マリウポリから避難の住民に「アゾフ連隊に拘束されていた」との発言を要求=宇副首相
ウクルインフォルム
ウクライナのヴェレシチューク副首相は、ロシアの報道機関がウクライナ東部マリウポリ市から避難する住民に対して、カメラに向かって、ウクライナ国家警護隊アゾフ連隊に拘束されていたと発言するように求めていると発言した。
ヴェレシチューク副首相兼一時的被占領地再統合相が15日夜の動画メッセージにて報告した。
ヴェレシチューク氏は、「現在ロシア報道機関がマリウポリ市から人道回廊を通って脱出した人々を攻撃していることに注意を向けてもらいたい。プロパガンダメディアは、アゾフ連隊がマリウポリ市民を脱出させなかったとカメラに向かって言うように求めているのだ。彼らは、ロシアの砲撃と空爆をずっと受け続けて、暖房も電気も食料も水もないままシェルターで生き延びてきたマリウポリ市民に対して、平穏を与えるのではなくて、偽情報を紡ごうをしている」と発言した。
同氏は、ウクライナ軍が市民に町に戻るように要請した理由はロシアが停戦合意に反して攻撃を停止しなかったためであり、「(ウクライナ)軍人が(回廊)通過が可能だとの情報を受け取ったら、すぐに通行は認められた」と発言した。
なお、同日、マリウポリ市から約2万人の住民が自家用車にて避難することができたと発表された。