市長拉致のメリトポリ市で市民が抗議 ゼレンシキー宇大統領、各国に解放支援要請

市長拉致のメリトポリ市で市民が抗議 ゼレンシキー宇大統領、各国に解放支援要請

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ウクルインフォルム
ロシアにより占領下にあるウクライナ南部メリトポリ(人口約15万人)でイヴァン・フェドロウ同市市長が拉致されたことを受け、12日、同氏市民が市長解放を求めて抗議運動を行った。

ティモシェンコ・ウクライナ大統領府副長官がテレグラム・チャンネルにて伝えた

同日朝7時頃、2000人以上のメリトポリ市民が地区行政府庁舎前に集まり、「市長に自由を!」「フェドロウを(解放せよ)!」などと叫び、またロシア占領軍の町からの撤退を要求した。

ウクライナのゼレンシキー大統領は、12日昼の動画メッセージにて、「ウクライナの町メリトポリにて、私たちの市民がロシア軍反対抗議集会にまた集まった。町を服従させようとする試みへの反対である。2000人以上が広場に集まった」と伝えた。

ゼレンシキー氏は、11日にフェドロウ・メリトポリ市長が拉致され、市民が市長の解放を要求していることを喚起し、「私は、その抵抗、その立場につきメリトポリ市民一人一人に感謝している。占領者は、私たちの大地、ウクライナ全土で自分たちが他人であること、決して受け入れられることはないことを知らねばならない」と強調した。

その上で同氏は、自身はメリトポリ市長の拉致の速やかな解放について国際パートナーと話しているとし、すでにショルツ独首相とマクロン仏大統領と本件について話したと伝えた。同氏は、世界の首脳たちが、影響力を行使して、市長の解放につながることを期待していると発言した。

なお、12日、メリトポリ市では、活動家のテチャーナ・クモク氏が、フェイスブック・アカウントにて、同市の人道支援センターがロシア軍に占拠されたと報告している。クモク氏は、同日のフェドロウ市長の解放を求める集会の際に、黒服の人物たちの乗った車両がやってきて、集会主催者の一人であるオリハ・ハイスモヴァ氏を力づくで車に乗せて連れ去ったと伝えた。

また、集会参加者は、地区行政府庁舎から市庁舎へ移動していた際に、占領軍兵士から発煙筒を投げつけられたという。

クモク氏は、毎日正午には、市民は勝利広場に集まっているが、明日13日は、10時に地区行政府庁舎前に集まり、ロシア兵に対して、誰もウクライナ人を「救う」ことなど求めていない、メリトポリ市民は仲間を見捨てないことを伝えると書き込んだ。

これに先立ち、11日、武装した占領者約10名が市庁舎を訪れ、フェドロウ・メリトポリ市長の頭に黒い袋を被せた上で同氏を拉致。占領者は、同市長が「テロ組織へ資金援助をした」と主張しているという。


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