「協議は困難だ。ただし、最後通牒はもうない」=ロシアとの協議ウクライナ側参加者
ウクルインフォルム
28日のベラルーシにて開催されたウクライナとロシアの代表団の協議につき、ウクライナ代表団にて参加したポドリャク大統領府長官補佐官は、協議終了後、「協議は困難だ。ただし、もう最後通牒はない」と発言した。
ポドリャク氏がツイッター・アカウントにて伝えた。
ポドリャク氏は、「協議は困難だ。ただし、もう最後通牒はない。ロシア側は、残念ながら、自らが開始した破壊的プロセスをまだかなり非客観的に見ている」と書き込んだ。
また、ポドリャク氏は、協議後記者会見時、本日、ウクライナとロシアの代表団は協議の一回目を開催したとし、「双方は、いくつかの優先的議題を認め、それによりいくつかの決定の概要を指摘した」としつつ、一度双方は、協議のために各首都へ戻ると発言した。
これに先立ち、ロシア連邦のプーチン露大統領は24日、ドンバス保護を目的とした特別軍事作戦実施に関する決定を採択。同日午前4時頃、ロシアがウクライナに対する戦争を開始した。
保健省は、侵攻により、これまでにウクライナにて352名が死亡、その内児童が14名であり、1684名が負傷者は、その内児童が116名だと発表した。
ゼレンシキー大統領は27日日中、ウクライナ代表団がロシア代表団とウクライナ・ベラルーシ国境で会うことにつき、ベラルーシのルカシェンコ氏(自称大統領)と合意したと発表。また、ゼレンシキー大統領は、同会談で結果が出ることはあまり信じていないものの、その開催に同意したのは、戦争を止めるためにはいかに最小のチャンスであろうとも利用すべきだと思うからだとも発言している。