「IOCは自らの評判を落とした」=シビハ宇外相、ウクライナ選手の失格を非難
ウクライナのシビハ外相は12日、2026年冬季オリンピックにて、ウクライナのスケルトン選手ウラディスラウ・ヘラスケヴィチ氏を失格した国際オリンピック委員会の決定を非難した。
シビハ外相がXアカウントに書き込んだ。
シビハ氏は、「IOCが禁止したのはウクライナの選手ではなく、自らの評判である。後世の人々は、これを恥の瞬間として記憶するだろう。彼はただ、戦争で亡くなったアスリートたちの記憶を追悼したかっただけだ。いかなるルールや倫理に照らしても、それに誤りはない。IOCは、『世界にある130の紛争の一つ』について沈黙すべきだと、私たちの選手や他のウクライナ人たちを脅し、蔑み、さらには説教までした」と強調した。
また同氏は、国際スポーツ界及びオリンピック憲章の最大の違反者であるロシアに対し、IOCが体系的に対抗してこなかったことも指摘した。同氏はその際、ロシアが過去30年間にオリンピック休戦中に3度の侵攻を開始し、最大の国家ぐるみドーピングプログラムを実施し、650人のウクライナのアスリートとコーチを殺害し、ウクライナ国内の800のスポーツ施設を損壊させたことを喚起した。
同氏はその上で、禁止されるべきは犠牲者を追悼することではなく、ロシアだと訴え、ロシアの選手の中に「中立」な者は1人もいないと主張した。
同氏はまた、「もしオリンピックの信条が『オリンピックにおいて最も重要なのは、勝つことではなく参加することである』と言うのであれば、ヘラスケヴィチ氏の参加を許さず、ロシアに殺害された650人のウクライナ人アスリートとコーチを裏切ったIOCは、その信条を完全に裏切ったことになる。私たちは、彼らを裏切らなかったヘラスケヴィチ氏を誇りに思う。あなたの原則と勇気に感謝する」と伝えた。
これに先立ち、国際オリンピック委員会(IOC)は、ウクライナのスケルトン選手ウラディスラウ・ヘラスケヴィチ氏を、2026年冬季オリンピックの1回目滑走を前に失格としていた。
写真:ススピーリネ・スポーツ/セルヒー・ザハルチェンコ