IOC、「追悼ヘルメット」のヘラスケヴィチ選手を失格処分
ススピーリネ・スポーツが報じた。
ヘラスケヴィチ選手は、「追悼ヘルメット」を着用して1回目滑走のスタートに立つ予定であったが、競技は同選手が参加しないまま開始されたという。
これに先立ち、IOCはヘラスケヴィチ選手に対し、オリンピックで「追悼ヘルメット」を使用して競技することを禁じていた。これに違反した場合、ヘラスケヴィチ選手には失格処分が下される恐れがあった。
競技当日、ヘラスケヴィチ氏は自身のインスタグラム・アカウントで、「追悼ヘルメット」に関連する過去数日の出来事についての声明を発表していた。
その際同氏は、「私はIOCとのスキャンダルを望んだことは一度もなく、また自ら引き起こしたわけでもない。IOCが、多くの人々が差別的だと考える独自のルール解釈によって、これを引き起こしたのだ」と訴えた。
同氏はまた、IOCの行動によって、亡くなったウクライナのアスリートたちについて大きく語ることが可能になった一方で、スキャンダルという事実そのものが、競技や参加する選手たちから膨大な注意を逸らしてしまっていると指摘し、「したがって、私は改めてこのスキャンダルを終わらせることを提案する」として以下のことを要求していた。
1.「追悼ヘルメット」の使用禁止措置を解除すること。
2.ここ数日間、私に対して加えられた圧力について謝罪すること。
3.ウクライナのスポーツ界との連帯の証として、日々砲撃にさらされているウクライナのスポーツ施設に発電機を提供すること。
同氏は、「スケルトン競技が始まる前に回答が得られることを強く願っている」と述べていた。
これに先立ち、ウクライナのゼレンシキー大統領は9日、戦争で亡くなったウクライナのアスリートの写真を貼った「追悼ヘルメット」を着用することを禁止されたウクライナのスケルトン選手ウラディスラウ・ヘラスケヴィチ氏への支持を表明していた。