ロシアが和平を破綻させたら、同国への追加圧力が必要=ゼレンシキー宇大統領

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ウクライナのゼレンシキー大統領は23日、同国は米国と一緒に積極的に和平努力に取り組んでいるとし、大切なことはロシアがその和平外交を破綻させないことであり、もし破綻させたら、ロシアへの追加圧力が必要だと発言した。

ゼレンシキー大統領が同日夜の動画メッセージで述べた

ゼレンシキー氏は、「ウクライナは和平にとっての障害には一度もなっていないし、今後もならない。私たちは、(編集注:和平、安全の保証、復興の)文書が存在するよう、それららが現実的なものとなるよう、積極的に取り組み、あらゆることを行っている。大切なことは、ロシアがその外交を破綻させないことであり、同国が戦争の終結に100%真剣に向き合うことだ。そうでなければ、ロシアへの追加圧力が必要となり、圧力が機能し、和平が生じるよう、世界はあらゆる手段を用いなければならない」と強調した。

同氏はまた、ウメロウ国家安全保障国防会議(NSDC)書記とフナトウ参謀総長からなるウクライナ交渉団から、米国での米政権代表者たちとの協議後の報告を受けたと伝えた。

その際同氏は、「彼らは、すでに存在する合意の作業用草案や、私たちが強めることのできた合意の各項目について報告した。私たちは、米国と常に連絡を取り続けており、私たちはさらなる作業を期待している。私たちは、米国が最終的な合意に達したがっているのを感じており、私たちは完全に協力している」と発言した。

これに先立ち、ゼレンシキー大統領は同日、米国から帰国したウメロウNSDC書記とフナトウ参謀総長から米代表団との交渉結果につき詳細な報告を受けていた

また、22日には、ゼレンシキー氏は、和平計画の枠組みとなる一連の文書案の基本部分は準備が整っていると発言していた